アウトソーシングで安定を得られるのは、アウトソーシングを利用する企業と、仲介する企業だけで、下請けになる企業及びその従業員、または、派遣や契約社員として働く人には安定などありません。 何故、アウトソーシングにするのかといえば、初期投資やランニングコストを抑えることは勿論、事業の方針転換や業績悪化の際に即座に部門を廃止出来る為です。 自社工場で正社員を雇用していては、工場の売却、社員の解雇に際する退職金の支払い等で、企業には大ダメージです。 一方、アウトソーシングなら多少の期間契約のしがらみはあれど、大きなコストをかけずにスッキリと業務を廃止できます。 要は、使い捨てです。アウトソーシング、派遣社員、契約社員の増加は、所得格差の増大、雇用不安を抱える人間の増加等、社会不安の原因となります。
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