30代後半からの技術職への転職について

Question

30代後半からの技術職への転職について３５歳の男です。

今、就職活動中なのですが、できれば技術職への就職を志望しております。
今までに、ＩＴ業界での経験が２年あります。（汎用機の保守・運用が１年、開発が１年）

このくらいの経験だと、ＩＴ業界への再就職はかなり難しいです。
なので、別の分野で技術職への転職ができないか考えて、職業訓練校の制御技術科コースを受けてみることにしました。
回路設計技術、組み立て技術、マイコンでの制御技術等、幅広く勉強します（７ヶ月間）

問題なのは、職業訓練校で勉強したくらいで未経験から、関係分野に就職できるのか？ということです。
ＩＴ業界ですとほぼ、無理ですが、職業訓練校の担当の方の話だと、この分野では従業員数が少ない、町工場のような会社でなら、３０代後半の人間が就職できた実績があるとのことです。

実は、技術職だけで就職活動をするのはあまりにも心もとないので、それとは別に５年以上やっていた営業事務の経験を活かせる職種でも活動を続けていて、先日、内定をもらうことが出来ました。

職業訓練校のほうは試験の結果待ちの状態です。
志望はしてみたものの、ＩＴ業界も、制御技術の分野も就職の状況は大して変わらないんじゃないかという気がします。
ＩＴ業界は無理だけど、制御技術の分野なら３０代後半でも就職できるなんてことはないんじゃないんでしょうか。
実績があるというのも、その人が近い分野で経験があったか、ほとんど技術が必要ない仕事内容（ＩＴ業界で言うと汎用機のオペレーターのような）だったのではないかと推測してます。

なので、内定をもらった会社に行こうとは思っていますが、どうしても技術職に後ろ髪を引かれる思いがあります。
勝手な質問で申し訳ないのですが、そこらへんの実情に詳しい方がいたら、教えていただけないでしょうか？気もちの整理をつけたいのです。よろしくお願いします。

Answer 1

機械設計職に従事している者です。

製造業に関して言えば、設計の技術は一朝一夕に身につくものではありません。
実務3年でようやくスタートラインと言われることもあります。
長い年月をかけて経験をあたためていくものです。

企業はそのあたりを踏まえて採用活動を行います。
長い期間働いてくれることを望むので、まず上記の素養があるかを重視します。
目安とするのは理工系の学歴と関連実務経験です。

特に前者はIT系技術よりも厳密に要求するところが多いです。
長い期間（最低3年長くて10年以上）、理論を学習し、実験や研究を経験しているので、業界・企業の文化やお仕事に耐える適性はあるとみなされるためです。
それだけでなく、あらかじめ理数系の知識をある程度入れておかないと業務に従事することがとても困難です。

関連実務経験は年齢相応のものが求められるところが多いのではと思います。

大企業であろうが町工場であろうが、その視点はきっとどこも持っているはずです。３０代後半という年齢も加味すると、就職は極めて難しい気がします。

あと、最初に「経験をあたためる」と書きましたが、これはキャリアも同様だと私は思います。せっかく前職まで積んでこられた経験をムダにするのはとてももったいない気がするのです。さらに少しでも慣れ親しんだ業界のほうが居心地もよいのではと感じます。

乱筆、失礼しました。
良い方向に向かうといいですね。頑張ってください。