ベストアンサー500枚！！ 退職金制度について質問です。

Question

ベストアンサー500枚！！

退職金制度について質問です。友人は現在の会社に勤めて現在2年半です。
勤続3年目から退職金受給対象になるそうです。

しかし、先日会社から退職金制度の廃止とともに確定拠出型年金制度の導入を告知され、その説明会にも参加したようです。
制度受け入れにサインしたのかは不明。
（確定拠出型年金への掛け金は在籍中は全額会社持ち）

ここで疑問に思ったのが。。。

仮に半年後（退職金受給資格取得後）に友人が退職した場合、退職金の支給は当然0ということになりますか？
（2年半～3年の間で得た掛け金は喪失すると仮定）

※退職金制度が法定の義務を追っていない事は承知しておりますが、この場合は労働者の不利益になる就業規則の改定にあたりますよね？？

上記を考慮した上でも、法律の解釈としては退職を前提とした労働でない以上、2年半の実務期間に対する退職金への保障の義務は生じないという解釈なのでしょうか？

※影響があるかわかりませんが、上場企業という前提でお願いします。

友人のケースの上、詳細がなく非常にわかりづらい言い回しですみません。
お分かりになる範囲で結構ですので、教えていただけるとありがたいです。
退職金目当てなどの的を得ない回答はご遠慮ください。
あくまで法的な解釈が知りたいだけです。

よろしくお願いいたします。

Answer 1

おっしゃる通り、退職金は法律で支払い義務があるものではありません。ただし、退職金規程等により支払いに関する事項が記されている場合には、労働者の権利として既に取得している事項になります。

不利益変更になるため、労働者の納得を得ないといけない事項になります。当然全ての労働者に納得してもらうことは不可能と思われますので、労使協定による決着となることは間違いないと思われます。

現在の退職金が共済等に加入してるものなのか、もしくは自社での積み立てなのかによって変わりますが、退職金を廃止する際に現在までの清算がされることとなります。この際に２年半継続勤務された方に対しでどのような措置をとるかは、共済の規定等に定められている記載を基に考えられると思われます。説明会が行われたということですが、「導入を検討する説明会」なのか「導入後の労働者に対する説明」なのかわかりませんが、導入が決定しているのであれば、退職金として今まで積み立ててきたものに対しての説明はなされていたはずです。

その際に「３年以下の方については、退職金廃止による返還はありません…」といった説明を受けて了承したのであれば問題にすることはできませんし、了承していないのであればそのことを問題定義することは可能です。会社の独断で行われたことであれば、労働者の納得を得るところから始めなければならないし、労使協定により決定している場合は労働組合との話し合いになると思われます。

「４０１Ｋが良いか？、悪いか？」という問題ではありませんが、年金として支払われる制度のために、退職時に支払われるものはなくなることになります。

中小企業において、何度かこういったケースのアドバイスをしたことがあります。退職金の額もそれほどではなく、労働者数も少ないためにそれほど問題になることはありませんでしたが、大企業の場合は退職金の額が多いために、労働者の納得を得ることは難しいと思われます。

会社が、それなりの手順を踏んで４０１Ｋを導入したのであれば法律に触れる事項ではありません。しかし、２年半勤務した方の退職金が０ということになると不利益な変更になるために民事での争いになると思われます。その場合は一人で行うのではなく、納得していない人を集めての争いをしないと、最終的に「居場所がなくなってしまう…」ことになると思われます。

長い文章の割には、的を得ない回答になってしまい申し訳ありません。

Answer 2

上場企業でむちゃなことはしないと仮定すると。
これまで積み立ててきたものは現金で支給、DC導入後分は投信等の残高として支給されると考えるのが自然です。
労組か、労組かなければ従業員の過半数を代表するものの合意も得られているものと思われます。
DCは積立金の運用を各自に任せるもので、会社は責任放棄だという考え方もありますが、理屈の上では会社任せにするよりプラスの運用成績を上げることもあり得るので、
従業員の不利益にはなりません。