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税理士試験と会計士試験の範囲の違いについて教えてください

税理士試験と会計士試験の範囲の違いについて教えてください会計士と税理士試験の比較についてたくさん書かれていたのですが、自分の聞きたいことがなかったので、投稿させていただきました。 自分は昨年まで会計士を受験するために大手予備校に通っていたのですが、あまりのボリュームの多さに挫折してしまい、相談の結果1科目ごとに受けられる税理士に変更しました。 また金銭等の関係で税理士の簿財の授業をとらないで、今ある会計士のテキストで勉強をして税理士の直前答練だけをとろうかと考えています。 他の記事を見ていたところ、 会計士では連結会計についてたくさん書いてあるが、税理士ではあまりでない。とか、会計士で言う管理会計は税理士ではでない。とか、税理士の財務諸表論では会計士の企業法にあたるところも範囲である。などいろいろありました。 だれか詳しい方、会計士では出るけど税理士では出ない。とか会計士では出ないけど税理士では出る等教えてください。 科目は税理士の簿財についてだけでお願いします! 文章下手ですいません。

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    税理士試験科目合格(簿・財)者です。公認会計士試験に関しては受験した事がございませんのであまり細かい所までは存じ上げませんが、私の存じ上げる範囲内で回答させて頂きます。 まず、税理士試験の試験制度に関しまして平成23年(来年)に改正される予定になっております。但し、改正する事自体はほぼ決定しておりますのですが、その内容に関しては今の所まだ討議中かつたたき台を作成している様な段階ですので具体的な確定事項は何もございません。しかしながら、討議されている内容で漏れ伝わっている内容は以下の様な物です。あくまで未確定事項で推測の域を出ず、結果的に小幅な改正に留まる可能性も十二分にございますが、今後の税理士試験の試験制度の改正の成り行きに関しては要注目かと存じます。 ①受験資格の撤廃 ②受験科目の整理(現在→簿・財・法・所・相・消・酒・固・住・事・国徴/将来→前述の酒・固・住・事・国徴あたりを廃止して代わりに民法・会社法等を加える) ③受験システムの変更{現在の公認会計士試験の様に科目合格制から一括合格制にする代わりに各科目の難易度を下げる。また、一次試験(マークシート方式)と二次試験(論文試験で法規集持込可)に分ける等。}etc. 上記の内容に関しましては前述の通り未確定事項ですので、あくまで現行の税理士試験の試験制度を前提として回答させて頂きます。 ①初めに「あまりのボリュームの多さに挫折してしまい、相談の結果1科目ごとに受けられる税理士に変更しました。」との事ですが、税理士試験が何故科目合格制という制度を取っているかと申しますと、科目毎のボリュームの多さが尋常ではないという事がございます(5科目同時合格という様な方は十数年に一人いるかいないかのレベルです。)。世間的には現在も難易度としては「公認会計士>税理士」という認知かと存じますが、こと学習量のボリュームに関しましては「簿財についてだけでお願いします!」との事ですが、どうしても税法科目に関しても触れない訳には参りません。特に必修選択科目である「法人税法」「所得税法」に関しましては1科目の学習量のボリュームは「簿財」を足した量若しくはそれを超える量の学習量となりますので、科目合格制だからと油断しておりますと公認会計士試験での「ボリュームの多さに挫折」の二の舞を演じてしまう危険性がございますので心してかかって下さい。 ②次に公認会計士試験と税理士試験の簿財の内容の違いですが、「会計士では連結会計についてたくさん書いてあるが、税理士ではあまりでない。とか、会計士で言う管理会計は税理士ではでない。とか、税理士の財務諸表論では会計士の企業法にあたるところも範囲である。」と貴方ご自身でお調べになった内容でほぼ間違いないかと存じます。強いて付け加えるなら、簿記論では帳簿組織(伝票・仕訳帳等)が以外と重要視されていて、本試験でも帳簿組織に関した問題が丸々1問出題されたりします。また財務諸表論ではご存知かとは思いますが理論問題と計算問題が半々で、理論はかなりしっかり書かされます。加えて計算問題は概ね資料から財務諸表を作成させますが、特にB/Sの注記事項が重要である事は税理士試験独特ではないかと存じます。要は税理士試験の簿財の計算問題においては実際に帳簿から個別財務諸表を作成するという一連の流れが重要視されているのかと存じます。また、総じて基本的に科目に関係なく公認会計士試験は「理解型」、税理士試験は「暗記型」の試験であり、税理士試験は特に早く正確に解答を書き続ける事が必要とされます。 ③以下はネットで検索した借り物の知恵ですが、貴方の様に公認会計士試験用のテキストを使用して税理士試験に臨む場合、インプットとアウトプットに分けて考えた方が良いそうです。つまり「インプット=知識を吸収する」は公認会計士試験用のテキスト等で概ねカバーできるそうですが、「アウトプット=吸収した知識で問題を解く」は税理士試験用の問題(練習問題・答練・過去問等)で税理士試験独特の問題構成や用語等に馴染んでいく方が良いそうです。つまり、今年度の試験に関しましては貴方の行おうとしている方法でほぼOKの様です(但し、万が一今年の試験の手応えが良くなくて次年度も簿財を学習する場合は一から税理士コースを申し込んだ方が宜しいかと存じます。ここ数年会計基準等が目まぐるしく変化しておりますので。)。 長文にて失礼致しました。あまりお役に立てなかったかもしれませんが、多少なりともご参考になれば幸いに存じます。

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