ソフトウェア業界について

Question

ソフトウェア業界について私はソフトウェア業界にいるのですが、
今後伸びる業界でしょうか？
それともその逆でしょうか？

会社が倒産しないか心配です。
一概には言えないかもしれませんが宜しくお願いします。

取引先はどちらかといえば大手だと思います。

宜しくお願いします。

Answer 1

ソフトウェア業界は、今後ますます厳しくなると思います。

この業界の構造が、建設業と同じような人中心の労働集約的産業と言われています。
企画を作ったり、設計する上流工程という部分、プログラムを作成する人、コードを打ち込む人、テストを行なう人。
いろいろな役割の人が集まって作っていくと言うことで、ビルや高層道路を建設する産業と同じようであるということです。
但し、建設業とソフトウェア業が決定的に違う点があります。国内の仕事は工事現場も国内ですので、そこで働く人は、今のところ日本人中心で、一部外国人も入ってきていますが、まだそれなりの賃金が確保できています。

しかし、ソフトウェアの場合、プログラマーの仕事は日本でなくても出来てしまいます。
１０年以上前から、日本で設計したソフトウェアを、中国の上海などでプログラミングすることで、人件費を劇的に安くすると言うことが始まりました。これをオフショア開発と言います。

今では、賃金が上昇した中国ではなく、インド、マレーシア、ベトナムなどがＩＴ教育を強化して、このオフショア開発の拠点として発展しています。

５年ほど前なら、月額６０万ぐらいのプログラマーの仕事は沢山ありましたが、同じような仕事が今では４０万円という状況です。

取引先が大手であればあるほど、そうしたオフショア利用による開発コストの削減を求められる可能性が高まりますので、大手相手とは言え安心できません。

しかし、今のように、ＩＴインフラはあらゆるところで必要です。ソフトウェア業界が消えてしまうわけではありません。
いろいろと情報収集したり、勉強をして、国外に委託できないような部分の技術、スキルを持つことで生き残っていけるでしょう。

会社の倒産は、経営の問題なので、伸びている業界でも経営がまずいと倒産することがあります。
たとえ倒産しても、他の会社で必要とされる技術者であれば、心配ないということです。