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派遣労働者問題について

派遣労働者問題について高校生ながらに考えてみたんですが 企業はコスト削減といって正規雇用者を派遣などの非正規雇用者に置き換えてきて現在のような状況にいたっていますが、 長期的にみると優秀な人材が育たなかったり、知や技が受け継がれないので結果的に企業側にもデメリットが非常に大きい気がするのですが、、、? あと企業の労働倫理感の欠如も気になります。労働者をモノとしかみていないような気がしてなりません。 労働者無くして企業の繁栄はありえないのだから企業はもっと労働者に敬意を払うべきだと思います。 労働者と企業がお互いに尊重しあえるような企業が最終的に生き残れる気がするのですが。。。 あとこのまま派遣が拡大して雇用の流動性が増していったら、現行の日本の仕組みでは対処しきれなくなると思うのですが?

補足

自分でもまた調べてみましたが、非常に奥が深そうです。みなさんの回答で新しい視点でこの問題をみれるようになりました^^この質問はここで区切らせてもらいます。BAは投票ということで。再度、新たな質問投稿してみます。 回答ありがとうございました!

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回答(3件)

  • ベストアンサー

    よいところに目をつけたと思います。 ---参考資料 始まり- 非正規雇用の統計を書きます。 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3250.html 増えるサービス業就業者 http://www.tuins.ac.jp/~ham/tymhnt/sangyo/sangkozo/kinnen/jugyoinc.... ---参考資料 終わり- 私の考えでは、多くの要因が複合的に関係していると思います。 ○女性の社会進出 最近の非正規雇用の占める割合は35%前後ですが、女性の方が圧倒的に高い(男18%前後、女50%以上)。女性の就労者の増加×非正規率の上昇の二重の増加が非正規労働者の増加に影響を与えています。 もちろん、「正社員に就きたいが非正規の働き口しかない」という方もあるでしょうが、「子育てや家事を優先し仕事はパート的に」って方もおられるので、非正規雇用が増えたことが一概に悪と決め付けるわけにはゆきません。 ○30歳未満の年代層特有の問題(フリーター賞賛時代、就職氷河期) 新卒3年以内の離職率が大卒30%、専門・短大卒が50%、高卒が70%といわれて久しいです。逆に、中途採用の応募者が激増して、正社員に戻りたい若者が増えています。これは世相の問題(マスコミがこぞってフリーターを称賛した)もありますが「自己責任」の部分もあるかと思います。 もうひとつは就職氷河期の影響です。昨今の金融危機で第二の就職氷河期が生まれそうですが、「社会的に救済措置を設ける必要がある」と考えます。 ○60歳以上の再雇用(非正規率60~70%) 定年は55歳→60歳→65歳に定年延長の流れの中で雇用は増加しています(定年後は殆どが非正規の契約社員(嘱託)の非正規労働者です。 ○経済のグローバル化 外需に頼る輸出産業が柔軟且つ安価な労働サービスを必要とし、非正規雇用に舵を切ったのが影響しています。 またバブル崩壊後の過剰人員に苦しんだトラウマが残っているのも影響しているでしょう。(正社員は首を切れないから非正規に流れる) ○産業のサービス化 サービス産業の雇用に占める割合が激増しています。またサービス産業は伝統的に非正規の占める割合が高く。結果的に非正規雇用の比率を高める原因になっています。(外食産業やコンビニ等は殆どがパート・アルバイトで占められ、唯一の社員である店長ですら契約社員で100%非正規雇用のお店も珍しくありません) ○労働者の視点不在の政治・行政 ・企業優先で失業時のセイフティネット(失業保険、再就職支援)の整備を怠った前政権(自民党、公明党) ・正規雇用優先で非正規雇用を軽視してきた労働組合(民主党、社民党) ・労働者より自分たちの主張/勢力拡大しか視野にない労働組合(共産党) 非正規雇用は35%近くを占めるにいたってますが、急激に増えたのは小泉政権成立以前の90年代です。しかも派遣労働者は2.7%、製造現場の派遣労働者に到っては1%未満です。つまり派遣法だけにフォーカスすると本質を見失います。 →1200万人に達する非正規労働者の中の、170万人の派遣労働者、しかも40万人の製造業派遣に矮小化し、「雇用問題=小泉改革の悪」だけをプロパガンダしている。 (勿論、派遣問題については、大きな問題ですし、軽んずるつもりはありません。言いたいのは”派遣だけ”に目を向けても片手落ちって事) ○企業側の労働倫理観 >あと企業の労働倫理感の欠如も気になります。労働者をモノとしかみていないような気がしてなりません。 >労働者無くして企業の繁栄はありえないのだから企業はもっと労働者に敬意を払うべきだと思います。 >労働者と企業がお互いに尊重しあえるような企業が最終的に生き残れる気がするのですが。。。 あなたの仰る通りです。全面的に賛成します。 でも、そんな企業ばかりでしょうか?私は仕事柄(人事)「人員育成の取り組み」を聞く機会が多く、その様な企業も実際に知っていますが、必死になって社員の育成に取り組んでる会社も沢山あります。 メディアはセンセーショナルな話題しか取り上げない(企業の不祥事)ので見落としがちですし、各社「社員育成なんて自慢する事ではない」と、当たり前と考えているので外部にアピールする事が少ないので、情報は伝わってきませんが、、、 >長期的にみると優秀な人材が育たなかったり、知や技が受け継がれないので結果的に企業側にもデメリットが非常に大きい気がするのですが、、、? 学校教育に任せられないと、高校・専門学校を作り10代の若者に技術を教え養成している会社(トヨタ、東芝等)、技術の伝承をベテランからの教育、若手の自主研鑽だけに頼らず、コンピュータを使った技術の分析を活用し育成に使用する等、各社努力を続けています。 このような点にも目を向けて欲しいですね。

  • 難しい問題ではありますが、私見を書きます。 派遣労働者が急激に増えたのは、派遣法が改正されて、製造業の現場にも派遣可能となったためです。 ですので、製造業は合法的に派遣を大量に受け入れました。 これはなぜかというと、急激な生産量の変化に柔軟に対応するためと、採用コストの削減のためです。 このおかげで、海外へ生産拠点を移す動きが鈍化して、日本国内に雇用の受け皿(工場)が戻ってきました。 もちろん、このようなことをすればbacktoyoutakuyaさんの言われる通り、企業内の技能伝承はなされません。 しかし、派遣労働者が任される仕事は一般的には単純作業がメインであり、技能伝承が必要な仕事は正社員が担当します。 (現在の製造ラインはオートメーション化が進んだため、技能伝承が必要な仕事は大きく減っています) 企業の労働者に対する扱いですが、これはbacktoyoutakuyaさんの言われる通り、労働者をモノとして扱う企業は、いずれ淘汰されると思います。 (逆に、ずるをしてお金だけ貰おうという労働者も淘汰されるべきですが) 雇用の流動性については、「終身雇用慣行」のことを言われていると思いますが、実は昔から日本の雇用流動性は結構高かったりします。 「終身雇用慣行」 が実現できていたのは、一部の大手企業だけであり、企業のほとんどを占める中小・零細企業間では、かなり流動的だったと聞いています。 ですので、雇用の流動性の観点で、現行の日本の仕組みを見れば、さほど問題はないと思います。 仕組み(法律)で対処しきれなくなっているのは、労働時間管理等の労務面であり、その理由は職種や就業形態の多様化だと思っています。 派遣問題に話を戻しますと、マスコミの報道はかなり一面的だと思っています。 派遣労働者の中にも、様々な理由で派遣労働者になった人がいます。 例えば、ひとつの企業にしばられたくない、月給が正社員よりも高い、自分の夢や趣味のための資金稼ぎのため、正社員になれなかったから仕方なく、等です。 昨年末から問題になった「派遣切り」 にしても、もともと、派遣社員は有期雇用契約(期限付きの雇用契約)であり、そのことは労働者も分かっていたはずで、その期限が少し早くなってしまっただけの話しだと思います。 したがって、本来議論されるべきは、人並みに努力してきても、運やタイミングが悪くて正社員になれなかった人たちを、どうやって正社員にするかという点だと思います。 自分の意思で派遣を選んだ人や、学生時代の勉強等本来すべき努力をしないで正社員になれなかった人までも、企業が雇わなくてはいけなくなったら、企業はひとり当たりの給料を下げざるを得なくなります。 そうしたら、真面目に努力してきた人はばからしくなって、モチベーションは下がり、次第に努力する人はいなくなり、その結果、日本経済は崩壊します。 かなり極論ではありますが、今の風潮はその流れになっているので、少し心配してます。 長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。

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  • どちらかというと、対処しきれなくなった結果が今ではないですかね? 結局、全ては終身雇用と年功序列の否定から始まっていることだと思います。 バブル崩壊による大不況によって今までの雇用制度を維持できなくなったから だとは思いますが。 結果として、労働者側も会社に対する愛社精神は失われており、労働者の 権利意識も強くなったことで、一旦採用すると解雇も難しくなり、より企業側は 直雇用を控えます。 同時に、労働者側は就職が非常に難しくなったことと、成果主義の導入などで 個々の能力が強く問われるような時代になってしまったことで、正社員よりも 気楽で採用もされやすく、見た目の賃金も良い「派遣」に流れました。 派遣というのは、雇用の一時的な調整として機能するものですから、当然時期が くれば終わりですし、派遣社員も長く勤めるつもりがそもそもないわけです。 短期間で辞めることを前提の人間を手厚くなんて指導できないし、重責を担う 仕事も与えられないですから、派遣を長く勤めているような人は、余程特殊技能に 秀でているのでもなければ、同年代と比べて経験が圧倒的に足りない。 その結果、年を経るごとに次の採用が厳しくなっていくという状況です。 因みに、私が見てきた日雇いの派遣労働者の口癖は、「早くこんな所辞めたい」 「責任は負いたくない」で、口を開けば酒、ギャンブルばかりでした。 個人的には、終身雇用と年功序列というのは基本的には非常に日本人の性質に あった良い制度だと思います。 成果主義を導入するにしても折衷的にうまく取り入れれば、もう少し違った展開も あったのではないかと思います。 おっしゃることは、理想論としては良くわかりますが、昨年の派遣村の騒動なんかを 見ても、労働者側にも問題は多くて、短期的に成果を見込めない社員や、やる気の 無い社員を抱えるだけの体力が今の日本の企業には無いんでしょうね。

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