教えて!しごとの先生
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現在、民間企業(製造業)で働いている20代です。40〜50代のタイミングで民間企業を辞めて、教師になる人生を考えたりして…

現在、民間企業(製造業)で働いている20代です。40〜50代のタイミングで民間企業を辞めて、教師になる人生を考えたりしています。現在は、技術科の免許を持っており、子供達にものづくりの楽しさを教えつつ、社会人の経験を活かし、社会で生き抜く力も教えられるような立場になれたら良いなとイメージしています。 もし、こういった上記の経歴を持たれている方で20代のうちに準備をしていたこと、取り組んでいたことなどはありますでしょうか。今のうちに蓄えるべきスキルがあればアドバイスいただきたいです。 また、民間企業を辞めずとも、両立して、技術科やビジネスマンスキルを学生に対して教えられる手段があれば教えていただきたいです。 20、30年後の教育制度はガラッと変わっている可能性(例えば、副業が当たり前)があるとおもいますが、現時点で知見があれば情報共有お願いいたします。

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回答(1件)

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    元採用担当のおぢさんです。仕事柄、他社や大学からキャリアの話を頼まれたり、非常勤講師を頼まれたりした経験からの回答です。 まず、教員になるとしても小中高は各々の教員免許が必須です。これをお持ちでないのならば小中高を最初から諦めるか、通信大学などで免許取得するかですね。ただ、現状では教育学部の学生が先生になりたがらない比率が高くなり、応募数の少ないことが社会問題になっていたりします。詳しくは書かないのでお調べいただきたいのですが、その背景には仕事量の多さがあります。 つぎに、免許不要なのは大学・専門学校・塾などの教員です。専門学校は本業の片手間に教えている教員もいますので、可能性はあろうかと考えます。ただし、本当に時給は安いですよ。 あなたにレアスキルがあるのであれば、大学の非常勤講師は可能かもしれません。また、最近は実務家教員の登用が促進されていて、大学にも正式な教授として招聘される企業人もいたりしますが、大手の自動車メーカーや電機メーカーでトップエンジニアとして活躍していた人たちになります。トップエンジニア以外が正式な大学教員になるには、現状では最低でも修士、おそらくこれから先は博士でないと、応募条件に合わないようになるかと考えます。大学というところは、そこ自体が学歴を作っているところですから、学歴はかなり重かったりします。それと、論文・研究実績も必須ですね。 ここから蛇足です。 じつは、世の中には若者に向けて話をしたい大人は大勢ます。大学のキャリアセンターに勤める知人は「ときどき、中小企業の社長が、俺に喋らせろ絶対役に立つ話をするからとキャリアセンターにやってきて対応に困る」と言っていました。本人にしてみれば、自社の宣伝にもなるし、学生の社会勉強にもなるしWINWINだろうということなのでしょうが迷惑な話です。 教員になるかどうかとは別の次元になりますが、あなたもご自身の話すことが相手にとって価値あるものなのか否かは、YouTubeに上げてみれば確認できるのかなと思います。 また、仮に大学の授業を非常勤で受け持つにしても、2単位ものであれば15回90分の講義です。それだけの教材を作らなければなりません。10分のYouTubeであれば、135本必要な計算になりますので、今から少しずつ積み上げていくのはありかもしれませんね。 これまた余談ですが、現在の大学非常勤講師は一般的に1時間5000円で、90分は2時間切り上げと見てくれるので1万円。AIやCGなどIT系のハイスキル持ちで、やっとその2倍の金額でしょうか。専門学校よりは随分とマシな時給ですが、その程度です。そして、授業以外の打ち合わせや教材準備や試験・成績入力などには時給が付きません。つまり、大学に1コマのためだけに教えに行くと往復の時間もかかりますから、普通の非常勤講師では足が出る人が多いのです。ひどい大学になると「交通費が出るどころか、駐車場料金を取られる」と嘆いていた知人もいます。 大学で教鞭をとっているという社会的ステータスや信用が得られるので、皆やっているという感じですかね。そして、中には憎たらしいやつもいますが、基本的に学生たちは可愛いものです。そこが楽しみでやっている人も大勢います。

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