上下方向の斜入と左右方向の斜入では意味合いが異なります。 左右方向の場合、リスの問題もありズレたらアウトです。 上下方向の場合、許容範囲はありますがここまでなら大丈夫というラインは自身の感覚であります。 胸部座位の場合を例に挙げると管球とカセッテが平行かどうか、これを患者の左右方向と上下方向の両方を確認する必要があります。 上下方向は少し頭側から斜入するくらいはいいかなと思います。足側からの斜入はあまり良くないです。 ポータブル撮影の場合左右方向のずれは正直確認しづらいですが、出来る限り管球側から患者を見たり患者側から管球を見たりすれば感覚は掴めます。 上下方向は簡単に確認できますので問題ないと思います。 管球を動かして位置を合わせるだけですが、思うように管球の位置を合わせられない場合もあると思います。感覚を掴むまでが大変だと思います。
ポータブルであっても管球は角度の固定が出来るのですから、そうなるとポジショニングか、イメージングプレートの角度が悪いのでしょう。 例えば… 管球が90度の場合はイメージプレートも【完全に】真っ直ぐでないとダメです。 管球が80度の場合はイメージプレートも10度【傾けて、管球に対して垂直にしないといけません。】 つまり、立位で胸部単純撮影をする時と同じように【管球と記録メディアは1直線に並び+90度で記録メディアに入射+記録メディアは真っ直ぐ】の基本はポータブルでも変わらないのです。 したがって… 関節に対して横向きから入射する際には、イメージプレートを完全な垂直状態を保つしかありませんから補助者に保持してもらうか、補助具なり、クッションなりで固定するしかありません。 胸部であれば半座位にしている際にはメジャーを使って、イメージングプレートへ垂直の角度か?を目視しても良いでしょう。 ただ、ちゃんと見ないといけないのは【照射野ランプを点灯した際の、プレートや記録メディアに写る影の形】です。 これは正常な角度と、誤った角度では全然違いますので、平時から照射野ランプを点けてから、【記録メディアに映る影が正常な形+正常な範囲に収まる=正しい写真の角度】となる一般撮影の基本を忘れずに確認する習慣を付けてください。 そうすればポータブルであっても、影の位置と形が違うことで、管球か記録メディアの角度が悪いことが判別出来るようになります。
自分は100%感覚だったかな。 照射野を点けて、中心線の「+」を見ながら管球を軽く振ったり、手のひらに「+」を映して管球と被写体の間を移動させたりしてたけど、理屈というより感覚だね。 自分が新人教育してたときにも、1人そこで悩んでいた新人がいたけど、感覚を説明はできないよ。 あなたを指導している技師も黙って見てて、おもむろに「ちょっと違うよ」とかアドバイスすると思うけど、論理的な根拠はないと思う。自分だったらこうするを伝えてるだけだと思うよ。
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