派遣切りが 3年ルール（直接雇用）などにしたのは 無敵の人（秋葉原事件 京都アニメーション 安倍元総理事件）が増えたから…

Question

派遣切りが 3年ルール（直接雇用）などにしたのは 無敵の人（秋葉原事件 京都アニメーション 安倍元総理事件）が増えたからですか？

Answer 1

違いますね。
もっと前の
派遣法改正です。
たぶん偽装請負の横行が関与してるかと。

2004年
に派遣法改正が行われそれまでは能力の高い人が技術だけを提供する派遣のみ(篠原涼子のハケンの品格みたいなの)(事務のプロとかシステムエンジニアとか)から
製造業への派遣が1年限定ならOKってなった。

2006年
そんな時に製造業でこれまで横行していた偽装請負があれ？派遣とどう違うの？これって請負じゃなくて人材の派遣しかしてなくね？と違法性の認識が広まって偽装請負横行が表立って発覚して社会問題になる。

そのせいでこれまで請負のテイで個人事業主だから労働者では無いからと補償もせず人を使い捨てしてた大企業が偽装請負のテが使えなくなったので一気に製造業派遣が3倍にも増えた。

↑これって前から偽装請負が問題になっててコレをする為に派遣法改正したんじゃね？人権も法律も無視していた業界へのメスを入れるにもこうやって対策できるように派遣法を変えたんじゃね？今のジャニ問題みたいに暗黙が解けた。でもまるで業界への融通かのように翌年にも

2007年
には原則1年、最大3年間の製造業派遣OKって派遣法が改正された。←ココ！！コレ！！

その時に2006年に一気に増やした派遣が最初の3年を迎えるのが2009年。
3年間使い続けたのに直接雇用しなかった大量の派遣が雇い止めにあったり、
直接雇用が正社員には限定されておらず、直接雇用→契約社員や有期雇用契約など非正規雇用の話じゃ生活が成り立たないから労働者から断らざる得ないなどの
「2009年問題」が起きました。

(大手のキヤノンは期間雇用と正規の請負にしたりトヨタは派遣を徐々に減らして直雇用のみにしたりして回避を計った)

なので3年ルールは2004年から始まった派遣法改正のせいです。

不景気になった事により
無敵の人となるような
職や生活に不安定な人が出たのは

そんなそもそも「2009年問題」によって生活が危ぶまれる人が大量に出るかもしれない試算があった上に

2008年
9月～のリーマンショックよって世界金融危機が起こり日本でも寮付き派遣での派遣切りや雇い止めが急激に行われ

2008年の暮れから2009年年明けまで住と職を失った人たちへの救助で日比谷公園に、2009年～2010年にも公設で、「年越し派遣村」が作られたりするほどの大量の失業者の問題が起きたり不景気になって無敵の人と呼ばれる素地ができたのはあるかも。

2008年の秋葉原事件
2019年の京アニ事件
2025年の安倍元総理暗殺

事件のせいで3年ルールできた？
→違う。

派遣の3年ルール
(3年続けたら直接雇用で生活の安定)や
日雇い派遣禁止
(本業がある以外は生活が安定する為に長期派遣で)が
綺麗事で実際は
3年経ったら辞めるorすぐ使い捨てされる非正規雇用
世帯収入500万以下の人が足りない給料分を短期派遣で補填できないとか
そのせいで社会から孤立して事件起こすような何も持ってない人が出来やすかった
→そういう面もあるかもしれない。