建設業経理士 26回 財務分析 大問4の問3が分かりません。 経常利益段階での固定費は 一般管理費＋支払利息

Question

建設業経理士 26回 財務分析 大問4の問3が分かりません。

経常利益段階での固定費は
一般管理費＋支払利息になると思うのですが答えを見るとこの二つに工事原価の中の固定費も足していました。

工事原価の中の固定費は何故足すのでしょうか？また経常利益段階での固定費は
工事原価の中の固定費＋一般管理費＋支払利息
という公式になるのでしょうか？

Answer 1

工事原価だろうと販管費だろうと営業外費用だろうと固定費は固定費ですし、完成工事総利益段階でも営業利益段階でも経常利益段階でも固定費はその段階における固定費を単純に累計するだけです。変動費も同様。
お尋ねの設問では問1・2で工事原価を固定費と変動費に分解させています。当然、そのあとの問題でも工事原価における固定費はそれを使います。販売費および一般管理費については資料3で全額が固定費だと明記されていますし、営業外費用については資料4で「すべて支払利息」「営業外費用について固定費・変動費の区分は建設業の慣行による」と書いてあるため結果として全額が固定費となります。
あくまでも問題文を素直に読んだ結果としてそう扱うという話であって、公式に当てはめてどうのという考え方ではありません。

質問者さんは「建設業の慣行による固定費と変動費の区分」にとらわれ過ぎていらっしゃるように見受けられます。
建設業経理検定の問題において工事原価をすべて変動費とみなすのは、工事原価の固変分解は建設業の慣行によるという断り書きがある場合、もしくは固定費と変動費の内訳について全く示されていない場合に限ります。
設問で固定費と変動費の分解をさせたり、固定費と変動費の区分について何かしら説明が書いてあったりする場合は、そちらが優先されるのです。