某企業に面接に行った時の話なんですが、そこは2次面接と現場見学で採用、不採用を判断されるまで、3日お伺いした企業なのです…

Question

某企業に面接に行った時の話なんですが、そこは2次面接と現場見学で採用、不採用を判断されるまで、3日お伺いした企業なのですが、行く度、担当者から、以前も工場経験があるそうですが、立ち仕事は大丈夫ですか！？結婚はされてますか！？同居されてる方はいますか！？等、仕事に関係ない質問ばかりされました。その度に、独身で一人暮らしだと採用見送られるの！？製造工場の現場勤務で立ち仕事じゃない企業あるの！？って聞き返したい気持ちはありましたが、ありきたりな返答で済ませました。採用にはなりましたが、何十社と面接に行きましたが、仕事に関係ない質問をされたのはその企業だけでした。なぜ、仕事に関わる事なら分かりますが、仕事に関係ない身の上話てきな質問をされるかの意味が分かりませんでした。

聞かれたことがある方や、聞き返して不採用になった方、採用担当をしたことがある方等、いましたら、身の上話をなぜ聞くのか、それが採用のなんの審査に必要なのか教えてくれたら嬉しいです。

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。書かれていることだけで真相が分かる人はいないと思いますが、理由はある程度は想像ができます。

いくつかの可能性はありますね。まず、昭和の頃から採用のやり方や考え方が停止している可能性です。厚労省からの通達などで、職業差別及びハラスメントにつながる質問はしないように言われて20年以上は経つでしょうか。それさえ知らない人が面接しているということです。きちんと人事が独立しているレベルの会社なら考えられませんが、中小零細企業の場合他の仕事と兼務でやっているケースも有ります。そういう人は本当にいい加減なことや非常識なことをやっていて、H29年の職業安定法の改正さえ知らない人がいて驚かされます。

つぎに、社会保障詐欺不安の可能性です。あなたは女性でしょうか。じつは、妊娠がわかってから（あるいは、子どもを作る直前に）慌てて就職して、社会保障だけ手に入れて、すぐに産休に入る人もいたりします。これ、現場は本当に困ったりします。人手不足で採用しているのに、そこから手を割いて誰かが仕事を教えます。試用期間が終わったころには、産休に入りたいと言われてちょっとした騒ぎになります。

小さな会社だと誰が責められるかと言うと、その兼務兼務で忙しい採用担当者です。経営者からも現場からも責められます。本人を責めると「パワハラだ」とか騒ぎかねないのでそうなるそうです。だから、女性に対しては「妊娠出産をすぐにしないよね」ということを探ろうとした可能性があろうかと思います。

また、これは私の経験上ですが、出産ではなくても、入社後にすぐ入院加療する可能性は女性の方が圧倒的に高いでしょうか。女性を差別するわけではありませんが、どうしても中途採用するときは能力面以外でもプロフィールを丁寧に確認するようにはなります。（最近では、派遣さんをお願いすることも多いので、昔ほど中途採用を採りませんけど）

もちろん、これら以外にも、担当者の個人的趣味（変質者）であるとか、経営者が必ず確認しろと指示を出したなどの可能性もあろうかとは思います。いずれにしても、会社側はあなたを選考しているのですから、こちらも腑に落ちないことがあるのなら入社を辞退されることをお勧めいたします。雇用契約は、双方が納得して結ぶべきものですから。