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教育実習が「教員免許を取り、実際に教師になる人のための研修」ではなく「免許を取るための要件」であるのはなぜですか?

教育実習が「教員免許を取り、実際に教師になる人のための研修」ではなく「免許を取るための要件」であるのはなぜですか?もうすぐ教育実習でお世話になることになり、先日事前の打ち合わせに行ったのですが、担当してくださる先生から、遠回しに「実習生を受け入れるのは教員側の貴重な時間を割くこと。正直迷惑」のようなことを言われてしまい(もちろんかなりオブラートに包んでいらっしゃいました)、驚きました。大学からは再三にわたり言われてきましたが、現場からも疎まれるのか、と。 私は実際に教師になりたいのですが、たしかに同じ学部の教職勢は民間志望で、免許だけほしくて教職課程を履修しています。そういう人たちが多いことも事実だと思います。教師になるつもりもない人たちのために時間を割くのがバカらしいという意見は、至極もっともです。 普通の企業は、内定を出し、実際にその企業に就職する人たちに対して研修をしますよね。教師も同じように、採用試験に通り、確実に教師になる人だけに教育実習を行う方が、現場の理解も得やすいのではと感じています。

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知恵袋ユーザーさん

回答(3件)

  • ベストアンサー

    その担当者は、自分も教育実習生としてお世話になった恩を忘れていますね。問題外です。 教育実習で、教師としての向き不向きを実感する人もいれば、なるつもりがなかったのに、気持ちが揺らいだり、なりたいと思ったりする人もいます。教師になることを全てと考えて、視野が狭くなっている人もいて、それに比べたら、一般企業専願で教育実習に来ている人の方が、肩の力が抜けていて結構よい先生に慣れそうな人もいます。 周りの人に一般企業専願と宣言したからといって、それを貫かねばならぬ義務もありません。就職して数年後、気が変わるかもしれないし、将来どのような道に進むかは自由です。また、教育実習の経験をこれからの仕事に生かし、教師にならなくても社会に貢献する糧になるかもしれません。教員免許だけ欲しいという人を責めるのも自由ですが、不毛です。 教員免許取得条件に教育実習を除外して、確実に教師になるかもしれない合格者に教育実習を受けさせることも無理があります。採用されてから・・・・と書かれていますが、教育実習は、ご存知の通り、担任教師、または、教科担当教師がつきっきりで指導する中で行われますが、4月に採用されて、学級担任や副担任として赴任したとして、誰が教育実習をつきっきりで指導するのでしょうか?学年主任?隣の学級担任?副担任?教頭?校長?そんような余裕はないばかりか、指導員は過労による労災認定間違いなしです。新採用教師にそれぞれつきっきりの指導員を雇って給与?莫大な税金がかかります。不可能です。 また、教員免許取得条件に、教育実習は必要です。運転免許取得と同じです。仮免での路上教習がなくなったら危険ですから。4月からいきなり教壇に立たざるを得ない状況ですから、まがりなりにも教育実習の経験がないと話になりません。 というのも、あなたは企業の例を挙げて、内定して実際に働く前に研修期間を設けていることを書いていますが、それは、採用人数が確定しているから、本採用までに研修を行うことができるのです。 学校現場では、3学期に仮採用者を研修生として受け入れようにも、居場所がありません。担任もいれば、各教科担当教師もいます。次の年度にその学校で働いてもらうにしても、その枠があるかどうかは不安定です。枠がなくなれば、仮採用取り消しという、かなりの問題が発生します。そんな不安定要素があるのに、教育実習(教育研修?)とはいえ、就職ですから、交通費も給与も発生し、健康保険料の半分も税金で負担しなければなりません。行政ではそれを無駄と言います。 転勤が決まるのは3月末ですし、転勤する分、転任者が来ます。退職者がいても、来年度の学級数が減れば、教師の枠は増えません。4月の始業式に生徒が実際に登校してから、学級数が確定し、教師の必要人数が確定します。過去には、合格者=採用でない時期もありました。とくに都市部では、保護者の急な転勤で、学級数の増減はよくあることです。そのようなときは、臨時講師を採用して調整しています。 小学校も多少ありますが、公立中学校は、私立中学受験者の合格人数や合格してもそこへ進学するかどうかという要素が大きく関わって、学級数が流動的です。現職の居場所がもちろん最優先ですので、合格者は最低限の採用にとどめて、流動的な学級数は、臨時講師でということになります。企業のような研修はできません。

    なるほど:1

  • 教員になって実習生をもつと分かります(笑)真剣に取り組んでねってことだと思って頑張ってください。 また、教員は、 なりたい という気持ちだけでは難しい職業です。向き不向きもあります。学生のうちの教育実習で、そういったことも判断してほしいです。受かってからでは遅いので。また、試験に受かっても、1年間は研修があり、初任者(1年目)は仮採用となります。1年間研修を終えて、ようやく本採用です。 教育実習は、ちょっとさわりだけ学ぶ感じですから、受かったあとに教育実習をしても意味がありません。

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  • >大学からは再三にわたり言われてきましたが、現場からも疎まれるのか、と。 確かにそれは本音です。 ですが、それは口に出して言ってはいけないでしょう。自分も通って来た道なのですしね。 私が実習に行った時も、他の実習生が指導教官から同じことを言われていました。その話を聞いて、正直、いい気分はしませんでした。 >教師も同じように、採用試験に通り、確実に教師になる人だけに教育実習を行う方が、現場の理解も得やすいのではと感じています。 たとえ、真似事レベルであっても実際に経験するということは重要です。 実習を行うことによって、自分には教職は向いていないとはっきり悟って免許取得やめる人もいますからね。 これが採用試験に受かってからですと悲惨でしょう。教職は向いていないとわかっても、今さら進路変更はできないとなればどうしますか? 逆に、免許さえ取れればそれでいいと思っていたけれど、実習に行って、本気で教職を目指したくなったという人もいます。そういう人を見出すことはできなくなりますよ。 実習は、教職に就く前に行うことに意味があるのです。 教員になると確定した人が行うならそれは実習ではなく、単なる研修ですから。

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