パートタイム勤務での社会保険加入基準についてお尋ねします。 夫の扶養に入りながら、パートで働いています。入社時に週…

Question

パートタイム勤務での社会保険加入基準についてお尋ねします。

夫の扶養に入りながら、パートで働いています。入社時に週20時間未満と定め、基本は週19時間の固定シフトで働いております。ただ繁忙期や、子供の看病で多く休んだ月の次の月などは追加でシフトを多く入れることもあります。

勤務先の担当者から週20時間を超える、とは88000円を超える月が二カ月連続となる場合を指す、と教えられ、一度社会保険に加入すると戻れない？抜けられない？とも伝えられました。

先月は9万を超え、今月も外せない研修があるため絶対に88000円を超えてしまうのですが、来月からまた週20時間未満に抑えたところでこの先ずっと社会保険に加入しなければならないというのが腑に落ちず...

88000円を超えるのが2カ月以上継続的に続く場合、というわけではないのでしょうか？近日中にもう一度担当者に尋ねてはみますが、事前に教えていただきたくご質問いたしました。

ただでさえ保育料を払うとほとんど残らないところに手取りが減り、さらに扶養手当も減るようでは退職も考えなければ、と思っております。

Answer 1

短時間勤務の社会保険適用に関して

●所定労働時間が週単位で定まっていない場合の算定方法

•１ヶ月単位で定められている場合
「１ヶ月の所定労働時間×12÷52」で算出します。
※１年間の月数を「12」１週間の週数を「52」として換算するものです。
※特定の月の所定労働時間に例外的に長短がある場合は、特定の月を除いて計算します。

•１年単位で定められている場合
「１年の所定労働時間 ÷ 52」で算出します。
※１週間の週数を「52」として換算するものです。

•１週間の所定労働時間が短期的かつ周期的に変動する場合
平均値を算出します。

●賃金のバラツキについて

月給制で月額が88,000円を超えてたり、時給や日給制であっても、勤務時間や勤務する曜日が年間を通して一定で、毎月88,000円を超えるのが確実な雇用契約であれば加入対象です。

しかし、１ヶ月の賃金が88,000円のボーダーラインに近く、祝日や欠勤日数によっては88,000円を割ったり、逆に大きく上回る月があったりと、毎月の賃金にバラツキがあるケースは・・・

「毎月88,000円を必ず上回らなければならず、ひと月でも割り込めば適用対象外」といった厳密なルールにはなっていません。

雇用契約で定められている勤務日数や勤務曜日が年間をとおして一定で、賃金平均が88,000円以上となる予定であればほぼ加入適用で問題ありません。
こうした場合は年収で106万円（8.8万×12ヶ月）を上回るかどうかも重要です。上回っていれば加入対象です。

逆に、ある月は労働時間や日数が多くて月額も大きいが、ほとんど勤務がない月もあるなど、季節労働者のように毎月の賃金額に大きなバラツキが生じるような雇用契約になっているケースでは適用対象外となる可能性が高いです。

●結論
2ケ月の給料が、88,000円超えていても、すぐに「社会保険加入対象」と言うことではありません。あくまでも、契約上、週20時間未満で88,000円以上にならないのであれば、平均をとっても超える事はないでしょう！

ですから、2ケ月超えたからと言って、「保険に加入しなければならない」と言う事ではありません。調整できるなら、繁忙期以外で調整して下さい。