営業の仕事で最も重要なポイントは、「精神力」ですよ。 これが唯一と思っていい。 営業は、(チーム営業などもありますけど)基本的には独りでする仕事です。 また、外回り営業であれば、監視の目もないのです。 従って、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう環境なんですよ。 そういう環境で「もう一件回ろう」と思えるか。 地道に・泥臭く、足で稼ぐスタイルを実直に継続して守れるか、しかないんです。 更に、新規開拓であれば、一日中ずーっと、ひたすら延々と断られ続けることになります。 「結構です」、「要りません」、「お帰り下さい」、こういう言葉を聞かされ続けるんです。それも、極めて不愛想な表情で。 場合によっては、相手がイライラしていることもあります。 それでも、そうした断り文句にへこたれず、気分を新たに「次の一件」に進めるか、なんですよ。 自分は何ひとつ悪いことをしていないのに、まるでゴキブリでも見るような蔑んだ目つきで、冷たく「結構です」と言い放たれて、扉を思い切り強く「バチャン!」と閉められることもあります。 こういう時、たとえば一般家庭の訪問営業であれば、ドアホンのボタンが押せなくなる人がいるんです。いわゆる「ドアホン恐怖症」というヤツです。 医療機器メーカーということなら、一般家庭の訪問営業ではないかもしれませんが、法人相手でも基本は同じです。 「冷たく断られる」ことが訪問前から予想されてしまって、訪問すること自体が恐怖になるんです。 「断られる」ことを、まるで自身の全人格が否定されたように感じてしまうわけですよ。 これらのことは、営業であれば、業界によって多少の違いはあるにせよ、基本的には皆一緒です。 ここで、こうした恐怖に打ち勝てる精神力が必要なんです。 人によっては、こんなことに恐怖心など一切持たない人もいますが、こういう人は天性の営業向きと言えるでしょう。 しかし、世の中、そんな営業マンばかりではありません。 気の弱い(気の小さい)営業マンも大勢います。 しかし、そうしたタイプの営業マンでも、トップセールスになっている人もいるんです。 では、気の弱い(気の小さい)営業マンでトップセールスになっているのはどういう人かと言えば、上に書いた通り「精神力」のある人なんです。 コツコツと地道な努力を「継続して」、「愚直に」実践できる人なんです。 営業マンにとって大事なのは、商品知識やセールストークの上手さなどではなく、この「精神力」なんです。 商品知識やセールストークの話術が無用だとは言いませんよ。それらも重要であることは間違いありません。 しかし、そんなものよりも遥かに重要なのが「精神力」なんです。 自分自身に打ち勝つことの出来る精神力です。 自分の弱さを認めたうえで、その弱点を克服できる人が成功するんです。 「ダメな営業マン」ほどみっともなく、情けない存在はありません。真に軽蔑に値する。 一方で、一流の営業マンの考え方や発言は、その辺にいるインテリなど比較にならないくらい、深い含意のある哲学的な内容を持つものです。真に尊敬に値する。 営業という仕事を毛嫌いしたり、「営業なんて底辺のやつらがする仕事だ」などと知ったようなことをホザく浅薄な若造が大勢いますが、何も分かっちゃいない。 本物の営業マンは、そんな知ったようなカオだけしている低俗連中などでは想像すらできないほど人間的な深みを持った存在なんです。 「本物の営業マン」は、堂々と胸を張れる、誇りの持てる仕事です。 サボり癖の付いた二流営業マンは、犬のクソにも例えられる最低最悪のクズ・真正のクソッタレです。 この両者は、似ているように見えても、大違いなんです。 是非「本物の営業マン」になってください。
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