再就職後の待遇がよろしくないとは思いません。 看護師の職種の特殊性が、子育てには向かないので、病院勤務を続けることができないという人が大半だと思います。 育児休暇から復帰直後は、配置転換、時間短縮などの優遇措置があるかと思いますが、せいぜい3年程度でしょう。 夜勤を含む交代勤務、早出遅出などの時間差勤務、残業、休日出勤など、配偶者と実家に頼ることのできる環境がなければまず継続は難しいです。 外来勤務も夜勤(当直)はありますし、働ける空きが必ずあるとは限りませんし。 なので大きな病院はやめてしまう人が大半です。 24時間対応の未認可保育園を使えば可能でしょうが、とんでもなく高くつくし場所が限定されるでしょうね・・・ 24時間365日対応の保育施設を持つ病院もできてきてはいますが、数は少数です。 ですが看護師の求人はかなり多く、クリニック、老人施設、保育園、訪問看護などなど、時間や日数も幅広く選べます。 再就職は仕事内容を選ばなければ簡単です。 年齢制限もゆるいです。 一般的な職種のパートよりは時給も高いですから、扶養の範囲内で働くためにはパートで月に70時間くらいしか働けないと思います。週2~3程度。 産休の際の給与保障は義務ではないので、各雇用企業(病院)によってさまざまです。 一般的にはないところのほうが多いですよ。 産休中に健康保険から出る出産手当金。 育休中に雇用保険から出る育児休業給付金。 上記を申請してもらうほうが一般的だと思います。
むしろ、出産後や育休明けの待遇は女性の職場としたらいい方だと思います。 院内保育所完備、病児保育、出産手当や休暇中の手当など、大病院になればなるほど整っていると思います。 復帰する職場も子育て中であれば時短や急な休みもカバーしてくれ、夜勤も免除でママナースを応援しています。 労働環境の悪い病院では、復帰したら即戦力として期待されているので、やれ子供の具合が悪いと急に休むだ、夜勤出来ないだなどと、働く上でひんしゅくを買う場合もあるにはあります。 でも、それって普通一般の職場でもあることではないでしょうか? それより何よりも、ブランクが問題です。 一般の方は「資格があるんだからすぐ仕事できるだろう」と思うでしょうが、ブランクが出来ればできるほど、復帰は困難になります。 薬や器械や治療法も変わっているのです。 ずっと働いていれば知識の更新だけで済みますが、一から覚えなければなりません。 覚えることもたくさん、スタッフとのコミュニケーションも一から、というのはかなりなストレスなんです。 育休明け程度ならともかく、子育て一段落なんて10年以上のブランクがあったら、入院病棟での復帰はかなりの気合いが必要です。 もちろん、病棟勤務は無理だから、近所のクリニックや医院で働くことはできます。 でも都心近郊の新興住宅地には、子育て中で専業主婦のナースは山ほどいます。 ちょっとだけパートで働きたい看護師は山ほどいるのです。 ゆえに再就職は難しいと言われるのです。 実際、長く休めばフルタイムで働こうという勇気のある者は少ないですよ。 でも現場はちゃんと指導するから、多くの休眠看護師に戻ってほしいと思っているのですけれどね。
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