似た質問は以前もあったのかも知れませんが面白い質問ですね。美容師の英才教育。長年世界中のトップスタイリストを演出可能なアーティストに育成する仕事に関わって来ましたが「もしも小中学生から美容師になる事が決まっている前提で・・・」など考えた事は有りませんでした。 一概に美容師と言っても色々な美容師がいて其々の形で、日本で言うカリスマ、は存在しますから細かくアドバイスするにはどんな美容師になりたいのかで内容は変わりますね。 美容師になりたい人の殆どは高卒の勉強嫌い。ですが美容師の資格条件は幅も奥も深いのが事実。 技術面だけでも料理人や彫刻家などと同様極めれば切が無い。髪質・毛量・毛並び・長さ・色により使う道具も使い方もどこからどれだけ切るかまで変るのは、例えば手打ちうどんの達人がその日の湿度や気温の微妙な違いに合わせて塩や水の量を変えるなど、教える事が難しい領域に似ている。 デザイン的に言えばこれらの条件をさらに顔型・顔の特徴・首・肩型/幅・体型などに合わせなければならない。デザインと言ってもこれは物理的デザインであり心理的デザインはまた別。 心理的デザイン的にはここまでの条件の上にさらに身につける洋服の色・形・素材の全般的好み、普段しているメイク、性格、ライフスタイル、職業などを考慮して合わせなくてはならない。 ここまでは技術だけの話だが美容師は接客業なので接客面で言えば知識・常識・経験・趣味など豊富なほど人(客)とより話/理解し合える。さらに言えば心理学。これは美容師に限らず人と関わる仕事なら学んでおくべき。実は人と関わらない仕事は殆ど無いのだが接客業となれば特に貴重な知識。 美的センスを言えば幅広いアートに触れて教養を高める事は大切。日本なら茶道、生け花、陶芸、ファッションデザイン、着付け、漫画(書く方)など美容師として役に立つ美的要素は多々身につける事が出来る。 常に気配りを配慮する集中力・着眼力・理解/分析力に必要な精神力や長時間立ちっぱなしの労働に絶える体力やミリ単位でデザインを視れる視力など身心共に健康であるべき。 とこれ以外にも必要な事は多々あるが勉強嫌いでなんとなくやっている美容師が多くそれでも一応生活が出来ているのは事実なのでここまで真剣に考えて努力しなくても美容師と語り仕事をこなす事も可能。 社会的に言えば英会話力は今後は益々重要になる。止まるどころか加速する人口減少問題で外国人人口が増加する可能性が高い。それ以外でも髪質や文化やファッションが世界中に色々な形で存在するので海外講習を受けたり海外研修や修行をするにも英会話力は無いよりも大切で必要となる。 これらを考慮しあれやこれやと準備をするのは良い事なのですが日本はやたらと年齢を気し美容界は実力社会だなどと言いながら歳や経験で差別をしたりパワハラも実は表面化していないだけでかなりある。アシスト時代に辞めて行く者は努力が足りないだの美容師の仕事を甘くみていただのと辞める本人の問題にしがちだが実は必要以上の物事を強制されていたり精神的に追い込まれている場合が多い。 将来は独立も考慮して大学に行きたいのだが・・などと言えばその4年が勿体無いだの4年遅れで入社して3年年下の【先輩】に使われるのは面白くないだろうなどと言う者も多い。 留学やワーキングホリデーなどを利用して海外で経験を積む事は為になる事ばかりだがその経験や知識を良く高く評価し採用する美容室や美容師(オーナー)は少ない。そこにはそこのやり方があるなどといかにも職人世界を語るが実際自分にない学歴や英会話力や海外経験が無い事への嫉妬や不安などが原因で採用しない場合も多い。 変なプライドが高い、自信過剰、ナルシスト系の美容師が先輩だったりオーナーだったりが多い日本の美容界でやって行くには上記以外に、むしろ上記以上に大切な事があるのかも知れないがそれが何であれ優れた美容師になる事とは関係無い事の方が多いだろう。 1000円10分のカリスマ、接客のカリスマ、デザインのカリスマ、教育のカリスマ、店長のカリスマ、オーナーのカリスマ、住宅街の一美容師、ファッション一等地のトップスタイリスト、世界規模で仕事をする美容師、美容室以外で業界に貢献する美容師、ショーやイベント専門美容師、テレビ/映画/撮影専門の美容師。美容師にも色々な在り方があるので其々で習得すべき/しておいた方が良い事は異なる部分もあれば共通する部分もありますね。
なるほど:1
会社で美容師の指導をしているものです。 勉学に励み、教養、一般常識、目上の人間に対する接し方を身に付けて下さい。 美容師には勉強は一切必要ない、と勘違いをする人が多くいますが、それは大変な大間違いです。 美容師は様々な化学薬品を取り扱います。また、売り上げや来店率、リピーター率、稼働率、粗利、営業利益など数字との戦いです。 自分が上に行けばいくほど数字に強くなければ全くお話になりません。 そして忘れてはいけないのいは、美容師は接客業だという事です。 多くのみ知らぬ人間と接しなければなりません。そしてお客様の大半は自分よりも立場や年齢が上の方々ばかりです。 そういった方々を満足させる接客サービスを提供する為には、教養、ビジネスマナーが絶対に必要です。 しかし、こういった接客スキルがないため、お客様を満足させられず、指名をつかめない美容師が大半なのです。 現在、我が国は少子高齢化です。若い方は稀で、大半は年配のお客様です。 自分の親よりも高い年齢の方々と話が合いますか? しかし、接客業は合わせなければならないのです。 その為には新聞、ニュースを読み社会全体の流れを良く知り、時事問題にも深い関心を持ってください。 そういった下地を学生時代に作っていない美容師は大半が辞めてしまいます。 美容師は数ある業種の中でも結果を求められます。 数字です。 指名を増やし、売り上げを上げることこそが全てなのです。 いくら頑張っても結果を出せなければ全く評価されません。 それが社会です。 学生と社会は全く違う、先ずこの事を頭に叩きこんでください。 学生時代に勉強であれスポーツであれ、常識を超える事の努力をし、 結果を出してください。 テストで良い点を取る、部活で入賞する、そういった成果を出す事が出来ないのならば、美容師は先ず不可能です。 美容師は一見華やかに見えますが、実際は地味な努力を毎日死ぬ思いで続けなければならない職業です。 給料も安く、休みも少ない。 辞める人間が88パーセントもいる世界です。 この厳しい競争社会で勝ち抜くためには、努力を継続出来る強い精神力が絶対に必要です。 努力するだけでなく、もちろん結果を求められる世界です。 髪のセットの練習やお洒落のセンス磨きなどは今の時点では全くする必要はありません。 そういった素人目線の癖は美容師の世界に入った時に邪魔にしかなりません。 本気でこの過当な競争社会に入る心構えならば、前述したような努力を現時点でしたほうが、圧倒的に役立ちます。
< 質問に関する求人 >
美容師(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る