解決済み
司法書士に法律相談司法書士事務所の看板に、業務内容として法律相談という項目がありますが、 尋ねた法律相談に対して、即時にその場で解答してもらえる場合がほとんどなのでしょうか? 一口に法律といってもその情報量は膨大で多岐に亘ると思いますが、司法書士の方々は司法書士業の専門分野では大抵の質問にはその場で正確に応えられるだけの知識量をお持ちでしょうか?それ以外の分野ではどうですか。すぐに応えられない場合、どのような対応をとるのですか?相談料はどうなりますか? 無料法律相談会などにアドバイザーとして余裕で出席できたり、法律相談なんでも来いと自信をもてるようになるまでには、だいたいどのくらいのキャリアが必要ですか?
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市民法律相談などで相談される事案の大半は、ごくごく初歩的な 法律問題です。試験で問われるような複雑な事案の相談という のは、ほとんどありません(もちろん、全くないわけではありま せんよ~)。 というわけで、司法書士試験に合格し、司法書士として働いている 者であれば、ほとんど即答できると考えていいと思います。 >すぐに応えられない場合、どのような対応をとるのですか? 自分の事務所に相談に来るというお客さんの場合でしたら、普通、 予約を求めるでしょう。その予約の段階で、大雑把にどんな内容の 相談なのか概略を聞いておくことが多いんじゃないでしょうか? そうすれば、あまり手掛けたことのない事案で、苦手な分野で あっても、予約日までに最低限の予習はできるので、プロの 法律家としてきちんと相談に対応することはできると思いますよ。 無料相談会のように、どんな案件が持ち込まれるかわからない、 予約もなくやって来る・・・って場合には、多少の経験は必要かも しれませんね。それでも、最近はノートパソコンやスマートフォンに 様々な資料を入れておくこともできますし、ネット検索もできます。 未経験の業務の相談が持ち込まれても、慌てず落ち着いて、 「ちょっと過去の先例を調べてみますね」って感じで調査すれば、 十分対応は可能でしょう。相談者としては、不確かな知識で 知ったかぶりをされるより、きちんと調べて確かなことを言って もらった方が安心しますから、資料を調べること自体を、「知識の ない先生だ!」って批判する人はいないと思いますよ(・・・って、 あまりにも基本的なことを調べていたら、その場にいる同業者に 笑われるかもしれませんが・・・)。 >相談料はどうなりますか? 事務所ごとに相談料の規定を定めています。30分いくらって感じで。 でも、多少時間が伸びても請求しない人もいますね。時間当たり いくらって書いてあっても、実質1件の相談につきいくらって感じで・・・。 相談する側としては、その方がいいですよね。司法書士の側で、 知識がないために返事をするのに時間がかかっているのだったら、 なぜ客側で費用を負担しなきゃいけないんだってことも思うでしょうし。 でも、忙しい先生は、それこそ分刻みのスケジュールなので、そういう 人の場合は、時間が来たら「はい、ここまで。どうします。延長しま すか?」ってな具合でビジネスドライな対応をされるかもしれません。 相談する際は、前もって事案を整理しておいて、要点だけを伝える ようにした方が、時間の無駄にならなくていいでしょうね。 しかし、無駄と思って省いた部分こそ、実は法的に重要な部分だった ってこともあるので、難しいところです。この部分は、相談に乗る司法 書士の力量が問われるところですね。大事な情報が欠けていないか・・・ これはある程度経験を積まないと、正しい対応のできない点だと 思います。 末期ガン患者のレントゲン写真ならば、100人の医者が100人とも 病名を診断できるでしょう。でも、ごくごく初期の段階。影が映って いるかどうかってときには、腕のいい医者と、ヤブ医者の違いが出る はずです。法律相談も一緒で、相談者は試験問題のようには、 重要な事実をすべて洗いざらい伝えてくれるわけではないので、 本当に正しい判断をするには、経験とカンが必要な気がします。
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