残業時間の一般の上限？って３６０時間らしいですね。この数字ってすぐ超えますか？

Question

残業時間の一般の上限？って３６０時間らしいですね。この数字ってすぐ超えますか？単純計算で
３６０時間/年＝３０時間/月×１２ヵ月＝（月２０日出勤として）1.5時間/日×２０日×１２ヵ月
ってことですよね？
労働基準法だとこれ以上やるには別の契約が必要らしいですね。
まだ新社会人なのでいまいち感覚がわからないんですけどこれくらいの残業ならすぐオーバーしてしまいそうに思います。実際どうなんですか？
若いうちは仕事いっぱいして早く覚えて、お金もそこそこ稼ぎたいと思ってるんで残業と給料のバランスとか、何時間残業すると体調に気を付けるべき目安なども教えていただけると助かります。

もちろん会社部署によって違うと思いますので皆さんの経験やルールがあればそれでもかまいません。

Answer 1

まず根本的なことを説明します。
まずこういう労働時間が問題になるのは「雇用された労働者」です。
雇用されていなければ対象になりません。
労基法自体が基本的に雇用された労働者に適用されるものですから。
その上で雇用されて働くには法定労働時間というものがあります。
これは1日8時間、週40時間です。
まずはこれ以上は働かせてはいけません。
これを理解している人が少ないです。
つまり1ヶ月の労働時間は160時間あまりになるわけです。
あなたが言われる別の契約というのはこの時間以上の労働に関係するものです。
これを36協定（サブロクキョウテイ）と言います。
これは労使間（会社と労働者の代表、大抵は労働組合）で取り決めるもので会社が一方的にできるものではありません。
この36協定が結ばれて初めてそこで規定された時間（大抵は月に40時間程度）まで法定時間外労働（残業）をさせてもいいのです。
一時的にこれを越えることがある場合はそれを規定しそれでも月に60時間ぐらいです）
つまりこの36協定が結ばれていなければ残業自体を拒否出来ますしもし結ばれていてもその上限時間以上の労働は拒否出来ます。
ただこれが40時間と決められているからと言って残業代を40時間分しか払わなくていいわけではありません。
もし残業した場合はその時間分の割増しを含んだ残業代は必要になります。
労働組合がない会社の場合はそもそも36協定自体結ばず違法状態で残業させている企業は多いと思われます。
残業が月に100時間越えると過労死の可能性があると言われます。
もしそれで過労死するような場合は会社はその管理責任を問われます。
これは実際に裁判でその責任が認められています。
またそうはいっても36協定の上限以上の残業をさせている会社はいくらでもあります。
しかしそれは問題があるとして残業時間の抑制として残業の割増しが決まっています。
法定労働時間以上の労働には休日出勤を含めて25％以上の割増しが必要です。
これは給料でもあなたのその給料から計算された1時間あたりの単価というのが決められているはずです。
その1時間の単価に対して25％の割増しが必要です。（法定休日の場合は35％）
しかし現在はこの法定労働時間外労働が月に60時間を越えた場合は越えた分に対して50％以上の割増しが必要になっています。（一部暫定的に適用外の事業所はあります）

Answer 2

３６０時間は労働基準法で定められた労使協定に基づくものでしょう。
協定とありますが、違反した企業は指導や罰則を受けます。
しかし、ざる法なので抜け道はたくさんあり、守っている企業は案外少ないでしょう。
業種や職種にもよりますが、年間３６０時間はすぐ超えます。
マトモな企業だときちんと残業代が出ますが、ブラックな企業だとサービス残業を強要されます。

なお、労働基準法の基準では、残業月１００時間以上、または月８０時間以上連続が続くと、急死した場合には
過労死認定されることになります。（過労死認定ラインという）
実際、８０時間以上が続くと慢性的な疲れの他、プライベートな遊びの時間はほとんどない（ずっと仕事している感覚）ですね。
なにかあったときにいろいろ面倒なので、この時間を超えるのを避ける企業は多いようです。

Answer 3

法律的な部分は詳しくないですが、職種や会社によりけりですけど技術系は基本的に忙しいので月30時間で済むのはいい方かもしれません。
私は少ない時で50時間、多いときで100時間超の残業をしています。
残業と健康面でのバランスですが、個人的な感覚で40～50時間程度がちょうどいいんじゃないかと考えています。
そこそこ残業をやりつつ、自分の時間も少しだけある。
80時間以上になると通常勤務時間内でも結構忙しい場合が多く、家には疲れ果てて寝に帰るだけのような状態で次の日も疲れが取れにくくなってきます。
100時間を超えてくると、休日も疲れちゃって外出しようとかって気になれず、1日中パジャマ姿のまま家でテレビを見たりネットを見たり何もやる気が起きませんでした。

いっぱい仕事して、速く覚えたいとかお金を稼ぎたいとかとても積極的でいい事だと思います。
ただ、残業は沢山やればいいってもんでもないです。
残業を多くやって仕事を沢山覚えるのもいいことですが、いかにして効率よく仕事を処理して早く帰るかが大事だと思いますよ。
それが行く行くは自分の健康面のためにもなりますし、早く仕事が終わればその分自分の時間が作れて色々な勉強をしたり、健康のために運動したり、友達と遊んだり飲みに行ってストレス発散したりできますしね。