解決済み
日本の経営学は何か特徴があるでしょうか。アメリカの経営学と異なるところがありませんか。私は外国人ですが、将来は帰国して起業したいですから、経営学を学びたいと思います。そこで、日本か、アメリカか、それともほかの国か迷っています。日本のほうがよい気がしますが、本当にそうでしょうか。日本の大学の経営学と、日本企業の経営方式とかについて詳しい方がいたら、教えていただけませんか。この分野で日本が優れているところを知りたいです!
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日本の経営学も、アメリカの経営学も基本的に変わりません。 むしろ、学問である以上、普遍性を求めるので、一部の分野を除いて学問は世界共通です。 物理学や化学などは世界共通ですし、経済学や社会学も世界共通です。 政治学や歴史学はイデオロギー的な違いがあるかもしれませんが。 その上で、経営学は基本的にはアメリカが中心です。 世界の経営学の研究の中心がアメリカで、アメリカ人以外もアメリカで成果を発表しています。 ただし、その中で日本人が新たな考え方を提供している例はあります。 藤本隆宏、キムB.クラーク『製品開発力』ダイヤモンド社、1993年 擦り合わせ型(インテグラル)という概念を提唱し、今でも世界の経営学である程度の影響力を持っています。 もともとは自動車産業の国際比較の研究から出発しており、 日本の自動車産業の強さの理由を、製品のアーキテクチャに注目して分析したものです。 野中郁次郎、竹内弘高『知識創造企業』東洋経済新報社、1996年 1990年代後半から2000年代前半にかけて世界中で一世を風靡した考え方です。 これは、マニュアル化された知識(形式知)だけでなく、マニュアル化されない知識(暗黙知)にも注目したもので、 ある意味で日本企業の長期志向で凝集性の高い組織の特徴を反映した考え方です。 この他にも日本人が提唱した経営学の概念はありますが、 それらの中で重要なものはアメリカの経営学でも教えられていますし、 逆にアメリカの経営学の内容は日本で教えられていますから、 日本の経営学とアメリカの経営学はほとんど違いがありません。
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