長文で失礼します。 受ける自治体と年齢によって、難易度や問題構成、ひいては試験自体が大きく異なります。 また、高卒レベルと大卒レベルなどがあります。 ざっくり申しますと・・・ ①教養試験 ②専門試験 ③論文試験 ④人物面接 があるとお考えください。(市役所などでは専門試験がなかったり、論文試験がなかったりします。高卒レベルですと専門試験がない場合が多いです。) ①教養試験について 次のような試験内容になります。 ・国語や英語の文章読解 (文法問題はないといっていいでしょう) ・社会事情 (時事問題や国際情勢など) ・数的推理 (数学の文章問題をイメージするといいかと) ・判断推理 (IQパズルのような問題や空間把握、グラフなどの資料解析問題) ・法律・経済 に加え、高校の授業レベルでの ・日本史 ・世界史 ・地理 ・数学 ・物理 ・化学 ・地学 ・生物 といったところでしょうか。1~2問、文学や倫理、美術関連に加え家庭科に近い問題もでます。楽譜を読めという問題もでたことがあります。 ②専門試験 これは大卒レベルで、特別区や政令指定都市、国家公務員などに多い試験です。 ・憲法 ・刑法 ・民法 (お金の貸し借りだとか、賃貸の取り決めだとかの身近な約束やきまり) ・行政法 (公務員が守るべき規則や法律など) ・経済学 (国レベルでの大きな経済の動きと、企業レベルでの小さな経済の動き) などが中心で、他にも ・経営学 (企業戦略や市場分析など) ・財政学 (国家予算だとか歳入・歳出、税金などをより詳しく。) ・行政学・社会学・政治学 (日本、海外の政治システムやその歴史など。おもに誰々がどんな政治システムを提唱した~とか) などなど。 よく科目の多いセンター試験なんていわれます。内容自体は浅からず深からず。範囲はかなり広いので、「いかに捨てるか」なんていわれることもしばしば。 ③論文 どんな出題かは本番までわかりません。 たとえば「高齢化社会が進む中でどんな政策をとるべきか」とか「首都直下地震が想定されているが、実際に起きたら自治体としてどういった行動をとるべきか」などなど。だいたい80分~120分で1000字~1500字程度。 ④面接 なぜ民間ではなく公務員なのか。とか、公務員になったらどういったことがしたいのか。など。個人面接が多いかと思われます。 いわゆる普通の面接です。 こんな感じでしょうか。 近年は面接の比重が大きいです。また、教養試験よりは専門試験にウェイトをおく自治体が多いかと思われます。 合格基準は教養6割、専門7割などとしばしば言われます。明確な合格点数はありません。 近年不況の影響や国家公務員削減などに伴い倍率は年々高くなっています。 試験内容も難化傾向にあるそうで、民間の就職難同様にこちらも厳しいです。 合格者の平均の勉強時間はは1日5~6時間。直前期は10時間の勉強で勉強期間は7~8ヶ月と聞いたことがあります。 来月特別区の試験を控えた受験生でした。 勉強の合間のいい休憩にさせてもらいました。
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現役政令市職員です。 詳細は目指されている公務員によって、それぞれ微妙に違いますので、 「概要」 を、説明させていただきます。 >数学とかそっち系ですか? 高卒程度に絞ってみますと、 「一般教養・知識」 数学に限らず高校までの学校のお勉強「全科目」と考えていただいていいと思います。 ただ、全科目制覇する必要はなく、勉強を進めて行く過程で取捨択一して行けばいいと思います。 「一般教養・知能」 数的、判断推理、空間把握、資料解釈、文章理解等、一見算数や国語のように見える問題もありますが、よく読むと「クイズ」みたいな問題です。ここが公務員試験全般に渡る得点源と僕は思っています。 「適性試験」 簡単な計算など、スピードと注意力を求められる試験です。 「論述・記述試験」 作文(時事ネタ等)です。 「面接」 個別面接、集団討論など。昔は面接官と「顔合わせ」程度のものでしたが、最近はここで合否を決することも少なくないと聞いております。 以上、 「基本的な高卒程度の公務員試験」 のサンプル例を述べさせていただけましたが、 いろいろな官公庁、自治体のHPを調べるなどして、質問者様の目指すものに併せて確認してみて下さいね。 応援しています!
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