以前回答していただいてありがとうございました。あれから練習を続けて楽しんでダンスしています。教えていただきたいのですが、…

Question

以前回答していただいてありがとうございました。あれから練習を続けて楽しんでダンスしています。教えていただきたいのですが、ダンスのうまいへたはどこで判断されるのですか？宜しくお願いします。すいません。お礼がすくなくて・・・。

Answer 1

リクエストありがとうございます。ダンスを楽しんでいただけているようで何よりです。私は知恵コインの枚数に興味がないので、お礼の枚数は気になさらないでください。たくさんあって何とかなるってものでもありませんので。

ダンスの上手・下手とは何か。これは大変難しい質問だと思います。
しかしながら、これについての考察はダンスを成長させていく過程では必ず通る道です。いろいろなダンスを見て、自分の中にダンスを見るための物差しを作っていくというのが王道ということになりますが・・・。個人の感性・好みも大きな影響を与えますので、「これが上手い!!」と安易に断言するわけにはいかないと思います。

以下は私見です。さらに私自身の考えの中に色々あるうちのまず大きな一つ、どんな上手い人も必ず持っていること、出来ていることをご紹介します。また、感性に依存する部分ではなく身体の使い方・技術的な側面からお話しをしたいと思います。

上手い人は踊っている動きのニュアンスがはっきりと見て取ることが出来ます。どんな動きをしているのか、どの音とって踊っているのかが一目でわかります。しかし、初心者は私の言い方をそのまま使えば「動きに迷いが見える」のです。ニュアンスははっきりしない、どことなくぎこちない、動きに無駄が多い。見ている人の多くは違和感を持つと思います。なんとな～く気持ち悪いんです。上手・下手はまずここで決まるのですが、そこには何があるかということを考えていきます。

質問者様は「動作の自動化」という概念をご存じでしょうか。
たとえば、サッカーのシュートやバレーボールのアタックのような動作を考えてみてください。初めてのうちはたいてい動作がぎこちなく、いらぬところが動いていたり、力が入っていたりしています。しかし、練習を重ねていくと頭で考えなくてもスムーズに無駄なく動けることがわかると思います。
他の例を挙げてみます。先ほどのようなスポーツの場合、ある動作（シュート・パスなど）を選択し、味方の位置を把握し、フィールドの中でどう動くかを決定する。これは非常に難しいことです。頭の中で戦術を描きながら、どういうポジションに着くかを意識しながらプレーするには取るべき動作をいちいち頭で考えている暇はありません。歩く・走るといった基本的な動作のレベルと同じようにパス・レシーブ・シュートのような動作を扱っているからこそ他のことを考えることが出来ます。
これが「動作の自動化」です。つまりはダンスにあるいろいろな動きを自動化のレベルで出来ていることが上手・下手を分けるポイントになると言うことです。

自動化に至った人の踊りを見ると動作が自然で無理・無駄な動きのない状態になっています。どこかを動かしている時に他の部分が動いていたりしないために、どう動かしたいかよくわかります。音を狙って踊っている時はその音に対して丁度のタイミングで動いているのではっきりと音と動きがシンクロしています（これはダンサーの中では一般に音ハメといいます）。

これが出来ていない人を外から見ると「きっとこういう風にやりたいんだろうけど、なんだかあわてているなぁ」とか「きっとこういう風にやりたいんだろうけど、何か足りないな」という感じになっています。
主観的な表現で大変申し訳ないのですが、いろいろなレベルのダンサーを見比べていくと何となく見えてくるかと思います。「なんか違うな、気持ち悪いな」と思ったら大体この状態にあると思っていただいて構いません。

動作が自動化されたレベルに行くまでは練習量がものを言います。一つのステップが自分がやりたい時に「あ、あれやるか」と思うだけで自然と出るようになるまで練習しなくてはなりません。基本的なやり方を意識したりしている内は動作はまだ自動化の域に至っていませんから、思いの外長くかかるでしょう。楽しみながら、続けていってください。

過去の私の回答にはダンスジャンルの紹介を兼ねて、動画をリンクしているものがあります。youtubeのものなので、この機会にいくつがご覧になって下さい。（文字数の制約がなければ全部載せるのですが・・・）
もしまたわからないことがあればご質問は答えられる限りお答えしますので、お気軽にどうぞ。

ダンスのジャンルについて
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1066667445

参考になれば幸いです。