請け負いと派遣の違いをご指導下さい

Question

請け負いと派遣の違いをご指導下さいＱ１．請け負いのメリット
Ｑ２．請け負いのデメリット

Ｑ３．派遣のメリット
Ｑ４．派遣のデメリット

結論として、「請け負い」と「派遣」どちらが良いのでしょうか。

ご指導の程よろしくお願い致します。

補足

雇い主ではなく雇われる側の視点で回答をお願い致します。

Answer 1

「雇われる側」というのが、すでに「請負」になじまない場合もあります。
「請負業者」に雇われるのであれば、その会社が偽装請負の会社であろうと派遣会社の派遣期間抵触対策の請負化であろうと「会社」に雇われている社員ですから大したリスクもメリットもいりません。リスクがあるとしたら偽装請負の場合に指揮命令関係が不明確で労災事故が起きやすく責任が不明確になりやすい程度でしょうか。
個人が「請負」として入る場合は先に説明した「請負」のデメリットを全部背負い込みます。個人事業者として商取引で働きますから、弁当もけがも、責任の一切を請負った者が負担します。仕事の対価も賃金でなく作業代金ですから、給料のように労働法の保護はありません。ただ、個人が会社の一部、特に製造業務の一部を引き受けると言うのには無理がありますから、ここでも偽装請負になる可能性があり、事故の際の責任などで困る事があります。

ここでの「結論」もどちらがいいとも言えません。
個人請負なら、作業に長けた人なら短時間で完成させて納められますから、時間単価換算すれば派遣より良くなる場合もありますが、請負会社の社員としてやれば並の時給です。
個人請負でやりきる能力・資力が無いのであれば、派遣会社からの派遣社員として指揮命令で働いた方が、請負会社の作業員として働いた方が楽です。

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「メリット」が誰にとってのものかわからないので、また請負対派遣の比較と考え、適当に答えます。

請負の場合は「仕事を完成させる」ことが目的の仕事なので、作業の進め方や資材機材、責任の一切は請負う者にあります。
注文主からは指図は受けず、自らのやり方、技術で物を完成させて納めて報酬を受け取ります。
反面、使う側からすれば、細かい指揮命令を行えない、作業者の管理監督を行えないなど、「使い勝手が悪い」ともいえます。この部分は「使う側のデメリット」

デメリットはまずは責任の重さです。特別の約束（防衛関係など機密性のある請負は不良品でも一定割合で買い取る等）でもない限り、何時間仕事をしても不良品を納めては代金はもらえません。完成品を納めて始めて報酬が出ます。納期に間に合わなければ損害賠償や買取拒否もあり得ます。

派遣のメリットは、直接指揮命令をして作業をさせる事ができるので契約の範囲の作業においては人を柔軟に使いやすい。
自社の社員と混在させて作業をさせる事ができ、欠員補充の使い方には都合がいい。

派遣のデメリットは、製造業務などには受け入れ年限の制限があり、最長でも３年間しか受け入れることができない。
労働法上は雇用主ではないが「使用者」であるため、労働安全衛生等、相応の責任を負わなければならない。

結論？
どっちがいいのか、どちらを使うことができるのかは仕事ごとで違うので具体例もなく「結論」はありません。
物を期日までに納入してもらえばいいのか、現場で指示を出して物を作ってもらうのか、費用、作業現場･･･様々な要因で変わってきます。

Answer 2

どちらかいいか悪いかというものではありません。

法律上のお話をします。
請け負い…相手から仕事を任されて自分自身、あるいは、雇用主からの指示で仕事をする。
派遣…相手から仕事を任されるが、指示命令は雇用主ではなく、派遣先から受けることになる。

指揮命令系統が、雇用主か派遣先かの違いだけです。

強いて言うなら
請け負いのメリット…雇用主側の管理監督者がいるため、仕事の発注先とのトラブルに対応してもらいやすい。
請け負いのデメリット…その人次第でしょうが、発注先と打ちとけにくいかも。

派遣のメリット…派遣先からの指揮命令で働くことになる＝派遣先の人間と同じ時間の割り振りで働くため、働きやすい。
派遣のデメリット…派遣先の指揮命令なので、「ちょっとやっといてよ」で契約外の仕事をやったりすることもありうる。