解決済み
麻酔器についている機能で、リークテストの後に、コンプライアンステストがあります。 コンプライアンステスト○.○と出てくる、数値の意味を教えてください。 手術室新人ナースです。
1,748閲覧
麻酔中の人工呼吸では、決められた量の気体を麻酔器が送り出すと、当然、気道内圧が上がります。このとき、患者の気管~肺だけではなく、呼吸回路全体にも圧がかかります。 このとき蛇管は弾力があるため、少し押し広げられ、そこに気体が貯まります。ます。また、回路内部の堅いところは、圧により圧縮された分、気体がそこに留まります。 これらの気体の量は、圧が高いほど多くなります。例えば、この量が1cmH2Oの圧あたり3mlだと、「コンプライアンは3ml/cmH2」となります。 例えば、コンプライアンは3ml/cmH2で、人工呼吸器の設定を一回換気量500mlとし、このときの実際の回路内圧が15cmH2Oとすると、45ml(3ml/cmH2×15cmH2O)が蛇管や回路内に残存して損失分となり、患者に届く正味の換気量は500-45=455mlに減ってしまいます。 成人ではそれほど大きな問題にはなりませんが、小児ではより大きく影響されることになります。(だから、小児用回路は細いのです) ただ、換気量は測定できますし、ETCO2もモニターして調節していますので、実際には大きな問題にはなりません。 麻酔科医もそこまで気にしていませんし、そもそも、コンプライアンスを測定できる麻酔器は少数派です。ましてや看護婦さんなら、全く気にしなくていいと思います。(麻酔器のコンプライアンスを理解している看護師は日本中にいないと断言します) ほかにもっと大切なことがたくさんあります。がんばってください。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 平日勤務で週末はリフレッシュしたい人におすすめ >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る