みなし残業代って何ですか？

Question

みなし残業代って何ですか？会社にとってどんなメリットがあるんですか？
これは労働基準法にひっかからないんですか？

あと、みなし残業代が給料に組み込まれている会社は
ブラックですか？

補足

１１時間ぶっ通し勤務です。(決まりは１０時間なんですけど、
上からの命令で１時間早く出勤してます。でもタイムカードは
押すなといわれます。)
休憩は労働基準法上は２時間あるはずですが、実際は３０分もありません。
基本給は安く、その分みなし残業代が入っています。
みなし残業時間を越えて勤務しても、当然追加残業代は
支払われません。

これでもブラックではないのでしょうか。

Answer 1

みなし残業代とは、例えば30時間分支払われるとした場合、実際は20時間しか残業をしなくとも、30時間分残業代が支払われる、という制度です。

30時間以上残業をした場合は、30時間を超過した時間に対し、追加の残業代を支払わなければなりません。

もちろん、労働者はメリットがありますが、会社に経済的メリットはありません。

ただし、これは適切に運用された場合の話です。

中には、「みなし残業代を30時間分支払っているんだから、それ以上残業する方が悪いんだ、それ以上は知った事か」という対応の会社も存在します。

余談ですが、一昔前に管理職（店長）に時間的な裁量権がないと認められ、不払い残業代の支払いを命じた判例ができた時に導入する企業が急増したという経緯があります。

とりあえず、みなし残業時間を超過した場合に、追加の残業代が付かない企業はブラック、付く企業は労働者に優しい企業と考えていいかと思います。

追記

超過分が支払われないのであればブラック・・・と言うか違法ですね。

ただ、そのような企業は一般によくあります。

休憩も一時間未満であれば違法ですね。

これも良くあると言えばよくあることですが。

そこだけで判断するよりも、仕事の中身や人間関係なども含めて総合的に判断し、身の振りを考えれば良いかと思います。

Answer 2

質問の内容がよくわかりませんし、みなし残業代の意味を取り違えている人も多いのですが・・・・。

みなし残業代とは、残業があることが常態のため、あらかじめ残業を見越して、残業があろうとなかろうと、一定時間分の残業代が支払われるものです。
ですから、みなし残業代が10時間分とすれば、実際の残業が5時間でも10時間支払われます。
しかし、仮に10時間を超えた場合は、超えた分は別に残業代として支払う必要があります。

みなし残業代が支払われるなら、何時間残業してもみなし分以上支払われないと誤解している人も多いですが、大間違いです。

ということから考えて、補足のような状況は、明らかにおかしいですね。

Answer 3

給与であらかじめ一定の残業代を含んでおくことは可能です。
最低賃金を下回らなければその他手当の比率が大きいこと自体は問題ありません。
ただし残業代をあらかじめ含んでおく場合は以下の点が前提です。
1、通常の賃金と区分され残業代が明確にされていること。
2、実際の残業代が１の金額を超えたら不足分を支払うこと。
１を欠けば残業代が支払われているとは認められませんし、支払うべき残業代が全て支払われていなければ労働基準法第２４条に反します。

残業代を多く支払われることはあっても少なくなることはありませんし、結局は時間把握もしなければならないので事務処理上からも本来は会社にメリットはありません。
ですが実際には固定分だけ支払ってそれを超えても不足分を支払わないということが横行しています。

Answer 4

あらかじめ毎月支給される給与額に一定の残業時間による残業手当を組み込んだものを言います。

一定時間までは実際の残業が発生したか否かにかかわらず、残業手当が支払われることになります。

会社にとってのメリットは基本給を抑え、残業手当の支払いを最小限に収めることができる点でしょうね。

基準法には抵触しません。

ブラック？
給与体系について考慮しているだけでしょう。