【傷病手当金 過去の受給歴について】 適応障害にて傷病手当金を受給しようと思っております。

Question

【傷病手当金 過去の受給歴について】

適応障害にて傷病手当金を受給しようと思っております。◆今後再発、もしくは他の病気で傷病手当金の申請をする際に、過去の受給歴は転職先の会社などに伝わってしまうことはあるのでしょうか。（転職を検討しているため）

仮に転職し、再度傷病手当金を受給する場合は早期の受給は考えておりません。

恐らく、入社後1年もしくは2年以内だと過去の受給歴について申告する書類などを提出する必要があるのと思っているため
⇒別のご意見などありましたら、ご教授いただけますと幸いです。

◆傷病手当金を受給されて、別の病気などで再度受給された方は上記以外に何か過去の受給歴について申告の書類など提出を求められた方はいらっしゃいますか。

健保組合通しで、病名が伝わる分には差し支えないのですが、転職を考えているため、今回の申請が今後の足枷になるか、気掛かりになっております。

傷病手当金は受給対象確認済

Answer 1

傷病手当金の受給歴について、転職先に伝わるかどうか心配されているとのことですね。以下に、詳細な解説を提供します。

傷病手当金とは
傷病手当金は、健康保険に加入している被保険者が病気やけがで働けなくなった場合に、所得の一部を補填するための給付金です。この制度は、労働者が安心して治療に専念できるようにするためのもので、一定の条件を満たすことで受給することができます。

過去の受給歴が転職先に伝わる可能性
基本的に、傷病手当金の受給歴が新しい雇用先に直接伝わることはありません。以下の理由からです：

1. 個人情報保護:
- 健康保険組合や事業主は、被保険者の個人情報を適切に管理する義務があります。傷病手当金の受給歴も個人情報の一部であり、本人の同意なく第三者に提供されることはありません。

2. 転職先への情報提供:
- 転職先があなたの過去の受給歴を知るためには、あなた自身がその情報を提供するか、何か特別な理由で情報が開示される場合（例えば、法的な要求がある場合）に限られます。

再度傷病手当金を申請する場合
新しい職場に転職し、再度傷病手当金を申請する場合について考えましょう。

1. 受給資格の確認:
- 新しい会社の健康保険に加入し、一定の期間が経過した後であれば、再度傷病手当金を申請することが可能です。
- 一般的には、入社後1年以上勤務してからの申請が多いですが、必ずしも1年を待つ必要はありません。加入後すぐに受給資格を得るケースもあります。

2. 過去の受給歴の申告:
- 通常、再度の傷病手当金申請時に過去の受給歴を申告する必要がある場合は、健康保険組合の書類にその旨が記載されていることが多いです。しかし、これは主に給付の重複を防ぐためのものであり、雇用先に直接通知されることはありません。

3. 健康保険組合への申請:
- 傷病手当金を受給する際には、健康保険組合に対して申請を行います。この際、医師の診断書や勤務先からの報告書などが必要になりますが、これらの書類は健康保険組合が管理し、雇用先に提供されることはありません。

過去の受給歴の影響
転職先に過去の傷病手当金受給歴が伝わることを心配する必要は基本的にありませんが、以下の点には注意が必要です：

1. 健康診断:
- 転職時に実施される健康診断では、過去の病歴について質問されることがあります。この場合、正直に回答することが求められますが、傷病手当金の受給歴自体が問われることは少ないです。

2. 保険加入の際の告知義務:
- 一部の民間保険（医療保険や生命保険）では、過去の傷病歴について告知義務があります。この場合、正確な情報を提供する必要があります。

実際の経験談
他の方の経験談として、過去に傷病手当金を受給し、その後再度受給したケースでは、以下のような状況が報告されています：

1. 過去の申告書類:
- 過去の受給歴を申告する書類を求められることは少なく、健康保険組合の内部管理で処理されます。

2. 雇用先への影響:
- 雇用先に過去の受給歴が伝わることは基本的にありません。転職先がその情報を知るのは、本人が提供した場合に限られます。

まとめ
傷病手当金の受給歴が転職先に直接伝わることは基本的にありません。個人情報保護の観点からも、健康保険組合や事業主が無断でその情報を提供することはありません。再度の傷病手当金申請についても、適切な手続きを踏むことで受給が可能です。

転職を検討している場合でも、現在の体調や治療を最優先に考え、必要な場合には傷病手当金を受給することをお勧めします。転職後も、新しい職場での健康保険加入後に再度申請することができますので、安心して治療に専念してくださいね。