法務省職員を定年でリタイヤした者です。 Q1:入国警備官は空港の警備などもするんですか? A1:入国警備官は、すり抜け密入国者の発見や上陸申請者の入国審査官に対する暴行等を警戒するために、空港内の上陸審査ブース周辺を中心にセカンダリ審査室、上陸防止施設などで警戒警備(ラウンド)しています。 Q2:過去にメディア向けの公開訓練で、入国警備官の方が空港内で不審者に向け威嚇射撃をしていました。拳銃なども携行するんでしょうか? A2:通常、入国警備官が空港内で拳銃を携行することはありません。まして多数の空港利用者や燃料満載の航空機があって流れ弾で被弾する可能性があるので、拳銃の発砲は絶対にあり得ません。空港内で威嚇発砲などの公開訓練は、あくまでもデモンストレーションであり、テロリストなどに向けた事前の威嚇で、実際にはあり得ません。出入国管理及び難民認定法第61条の4第1項により、入国警備官および入国審査官には小型武器の携帯が認められており、また、同条第2項でその使用条件が定められていて、実際に地方出入国在留管理官署の保管庫には複数の拳銃及び実弾並びに防弾防刃ベストが保管されています。入国警備官は、法務省法務総合研究所牛久支所入国警備官初任科研修中及び在職中も訓練弾(実弾ではない)による定期的な拳銃射撃訓練を行っています。しかしながら、警察官のように拳銃や実弾を常時携帯しているわけではありません。小型武器ではありませんが、伸縮式警棒などは携行することがあります。ちなみに、市中における入国警備官の不法滞在外国人の摘発(臨検・捜索・押収、収容、取調べ、質問、文書の提示要求)でも拳銃は携行しません。入国警備官の制服・制帽・帽章・胸章は洗練されたデザインですし、身分証票(旧入国管理手帳)も警察手帳に似ていてカッコイイですね。夜勤や出動時の警備服・略帽もあります。
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