成果型報酬とジョブ型雇用を同一化してはいけないのですか？？

Question

成果型報酬とジョブ型雇用を同一化してはいけないのですか？？

補足

相違点を教えてください。わかりやすく

Answer 1

成果型報酬というのは評価制度の話、ジョブ型雇用というのは雇用制度の話で、違うものです。

ジョブ型雇用は、特定の仕事（ジョブ）のために雇用されるので、職務も権限も責任も成果も明確です。それゆえ、成果型報酬がマッチします。特定のジョブが終わったら、また別のジョブを見つけて転職することになります。

日本のメンバーシップ型雇用は、入社後に都度、仕事が割り当てられます。どこかの部署に配属されて働き、異動や転勤になって働き、そのたびごとにジョブは変わるのですが、同じ会社で定年まで働くことができます。

日本のメンバーシップ雇用でも、ジョブに対する成果型報酬を導入することが可能で、営業職とかがその対象にマッチします。けど、ジョブは会社に与えられるもので。与えられるジョブには「成果を出しやすいもの」「成果を出しにくいもの」があり、それに基づく成果型報酬も不公平になりがち。

また、日本企業は集団で働いて成果を出すため、個人の成果を算出しにくい働き方になります。個人個人の職務や権限や責任や成果が不明瞭なので、成果型報酬はマッチしにくいです。