労働市場の変化について調べてます。 第３次産業の比率が増加傾向にありますが、増加傾向にある理由や増加することでこれから…

Question

労働市場の変化について調べてます。
第３次産業の比率が増加傾向にありますが、増加傾向にある理由や増加することでこれから社会的にもどのような変化が起こりえるでしょうか？

Answer 1

＞第３次産業の比率が増加傾向にありますが、増加傾向にある理由や増加することでこれから社会的にもどのような変化が起こりえるでしょうか？

＝＞産業の高度化のためです。

昭和の昔は、第二次産業の占める割合が、GDPの３５％でしたが
令和の今は、第二次産業の占める割合は、GDPの２２％です。

平成の間に、第二次産業から、第三次産業に産業が高度化しました。

第二次産業は、技術が発達し、機械化、自動化、情報化が進みました。製造業は、製造機械の高度化と、部品のコンポーネント化により、エネルギーと供給網さえ確保できれば、世界のどこで作っても、それなりの品質の製品を製造可能になっています。

このため、最終組み立て品は、人件費の安い国が競争力を持つようになりました。製造業は、世界を相手に、グローバル化しています。グローバル製造業は、海外に工場をつくり、海外で生産し、海外で販売し、海外でドルを稼いでいます。稼いだドルは、ドルのまま、海外に拡大再投資されています。なので、グローバル製造業が、軒並み過去最高益を更新していますが、その恩恵はなかなか、日本国内には、還元されません。

平成の間に、第三次産業（サービス業など）にヒトが移動し、
第三次産業の占める割合は、GDPの７０％以上です。

本来は、サービス業に産業が移る中で、サービス業が、効率化などの投資を行えば、サービス業の生産性は上がることが想定されますが、実際は、人海戦術で対応したため、サービス業の生産性は、低いです。

日本のサービス業は、昭和のころの供給構造のまま、すでに、需要の減少した分野で、従業員を囲ったまま、低価格競争をしており、従業員を低賃金でしばりつけています。サービスの提供が、サービス現場で、面と向かって提供し、在庫ができない形式が多いため、なかなか、生産性が上がりません。

日本のサービス業は、「日本語のカベ」があり、輸出ができないため、どうしても内需中心です。そのため、日本国内の景気が活性化して、内需が良くならないと、サービス業は、売上を伸ばすことができないです。

＞第３次産業の比率が増加傾向にありますが、増加傾向にある理由

＝＞第３次産業の比率が増加傾向の理由は、産業の高度化のためです。製造業がグローバル化したのも原因と言えます。産業の空洞化と言われましたね。

＞増加することでこれから社会的にもどのような変化が起こりえるでしょうか？
＝＞サービス消化社会になっていくとは、想定されます。「花見酒経済」といわれ、互いに、どんどん、サービスを消費し、互いに、どんどん、サービスを提供しあう感じです。

昭和の頃は、「モノ」の消費でしたが、
今後は、「モノ」「コト」のミックス消費で、モノと紐づけたイベント消費、イベントと紐づけたモノ（グッズ）消費が活性化する感じです。

サービス消費は多様化していき、今でも、Blogger、YouTuber、Instagramer、TickTockerなどのサービスで、稼ぐ方もいますね。ITネットワークの高速化で、バーチャル的なネットワーク消費が増えていくとも思われますね。コミュニティを形成して、互いに、「いいね」して、投げ銭するみたいな消費です。

ITの進歩で、多言語の即時同時対話型の翻訳が可能になり、日本のサービスが、海外に向けて提供されるようになりますね。医療とか。