インセンティブ

Question

インセンティブ当社では「業績連動型インセンティブ制度」を昨年度から導入しました。
純利益の予算オーバー分の何パーセントかを全社員で割り、現金にて
支給するというものです。
そして昨年度の業績にていきなり予算比プラスにてこの制度が晴れて
発動しました。
っがこの制度の規程の中に、この権利を行使できるのが3年後とうたってあり
今すぐ手に入れることが出来ません。
そもそも、ストックオプションによるインセンティブであればこの間、業績が更に上がれば
その分、価値が増すということから一定の期間を設ける意味があると思うのですが、
現金の支給にもかかわらず、3年待たないといけない意味がまず理解できません。

なんとか会社に、即支給してもらう方向で規程を変えてもらえないか投げかけてみよう
と思うのですが、どういう言葉・理由で会社側に訴えかければよいか、教えて下さる方が
いればよろしくお願いいたします。

Answer 1

これはLong Term Incentive Plan（長期業績連動報奨プラン）と呼ばれるものす。
会社が業績連動型の報奨プランを採用する場合、Short Term（短期間）とLong Term（長期間）の２つが考えられます。会社によって短期・長期の考え方は異なりますが、短期は１年以内の期間を設定することが多く、長期は３～４年の期間を設定することが多いようです。
いずれの場合も、業績連動型の報奨制度を導入することによって会社業績を上げることに対する社員の動機付けを行なうと共に、優秀な社員を退職させない引き止めの効果も持たせています。従ってLong Term Incentive Planの場合は、一般的にその権利を行使して報奨を受け取れるのは３～４年後一括でまたは３～４年にわたって分割してといったような形で受け取ることになり、退職した時点で受給権利は失効するのが一般的です。
このため雇用契約上、この種のインセンティブは保証給とは定義されず、変動給として定義されているはずです。（雇用契約書があればの話ですが）
３年後に支給するのは社員の引き止め（Retention）が目的で、会社業績が上がることによって株価が上がることが目的ではありませんから、支給されるのは現金であろうが株券であろうが関係ありません。
目的が社員の引き止めである限り、会社に支給時期の繰上げを交渉しても色好い返事はもらえないのではないかと思います。一度上司の方に確認されることをお勧めします。