救急医ではありませんが、救急救命士です。 場違いでしたらごめんなさい。 病院(救急外来、病棟など)研修を度々受けている者として分かる範囲でお答えします。参考になれば幸いです。 救急専門医は救急医学会というところが認定した医師です。 救急医は激務で知られていますが、傍らで見ていて本当に激務だと思います。 救急搬送(受入)がないときは、ICU、HCUや熱傷ユニットなどで患者の治療と管理をしています。 医局でも学会資料の作成や文献を読んだり勉強勉強また勉強です。 医学生や看護学生、救急隊員への講義(授業)もしています。 ホットラインが入ると救急外来(初寮室)へ走り、必要な薬剤や器材を準備。救急車(ドクターヘリ)到着を待ちます。 患者が搬入されるとまず全身状態を確認します。例えですが、いきなり負傷部位の治療などしません。モニタをつけたり 採血をしたりルートをとったり、12誘導心電図をとったり・・・。患者の救急処置が終了してICU入室まで最低2時間くらいはかかっていると思います。その後も患者の集中管理を先生方はしています。緊急手術ともなればもっと長いでしょう。 中途半端な気持ちで救急医を志望されているわけではないと思いますので、現実を書きます。 ある救急医の先生が言っていたことですが、ドラマを見て救急医を志望して医学部に入った学生の多くがBSL(臨床実習)を経験すると救急医志望をやめる学生が極端に多い。←臨床研修終了後も実際に救急を選ぶ人は少ないそうです。 高校の成績が良く担任などに進められて医学部に入ったはいいが、実際に入って後悔している学生が多々いる。 (先生の)子供が医師になると言ったらとりあえず反対する。と言っておられました。人によると思いますが。 その他、 患者から殴られることもある。 1日3食定時に食えると思わないこと。 現場から医師要請がかかるとき、現場によっては医師自身にも2次災害の危険性が及ぶこと。 感染症(HBV、HCVやHIVなど)をうつされる危険性があること。(感染予防策はとりますが) 先生曰く、家に帰れても寝るだけ。激務で心臓にきやすい。家族の理解がないとできない。 書いたらきりがないと思います。 ただ、救急医の先生方は本当に救急が好きな方ばかりです。傍らで見ていて頭の下がる思いがします。 自身の身を削って真剣になって救命する姿には感服、そして尊敬に値すると思います。 救急は激務ですが、やりがいを直に感じることができるフィールドだと思いますよ。 書くまでもないですがドラマとは全然違う世界です。ドラマ(和製)でかっこよく描ける職業ほど現実の職場は色々な意味で大変だと思います。 (他にパイロットや弁護士、救助隊などもそうだと思います) 少々きつい内容かもしれませんが、こういう現実を知ったうえで素晴らしい救急医になってほしいと思ったから書きました。 理想だけで医学部に入って不幸な思いをしてほしくなかったので医師ではありませんが書いてしまいました。 救急医療はチームワークです。心より応援しています。
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