解決済み
目指す職業について、IT系(プログラマー/SE)か法務系(司法書士等)かで迷っています。どちらも独立しやすい点に魅力を感じているのですが、仕事内容については関連性がないので後悔のないよう慎重に考えたいです。 大学は通信制大学へ入るつもりで、資格は基本情報技術者と宅建士を持っています。 調べた限りの特徴は下記のようでした。 PG/SE ・需要や将来性は十分にありそう ・在宅で働ける ・残業時間が多い ・日々知識のアップデートが必要 司法書士 ・AIに仕事を奪われる可能性、オンライン化により個人で登記の手続きをする人が増えているなど将来性に不安 ・資格という明確な目標があるので勉強に取り組みやすい どちらが自分に向いているのか、最終的には自分にしか分からないことだとは思いますが、みなさんの意見を伺いたいです。
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司法書士試験に合格済みの現役のプログラマ兼システムエンジニアです。 司法書士は試験には合格しましたが、実務は自分に向いていないので、速攻で辞めました。 私のような人もいるので、慎重になるべきです。 ITと法律は、どちらも目に見えない「概念」を取り扱うことに尖った分野という点で共通性があり、両方同時に興味を持つ人がいるのは納得のいくことです。特に司法書士の登記は法律系資格の中でも「概念」を扱うという性質の強いものだと思います。 結論を言うと、ITが圧倒的にお勧めではあるのですが、質問者さんの適性にもよると思います。 実際に仕事をしていて思うのですが、ITというのは、人と接する機会もありますが、人相手の仕事というよりはモノ相手の仕事です。逆に法律は、モノ相手の仕事ではなく人相手の仕事だと思います。適性を考える上で、ここを最も重要視すべきだと思います。抽象的な言い方で申し訳ないですが、最後まで読んでいただければ少しは伝わるかもしれません。 次に、メリットデメリットなんですが、給与待遇はITの方がかなり上です。 未経験者の基本給でもITの方が良いですし、上位層の上限の高さでもITの方が良いです。ITなら、独自にソフトを作れば、歴史を塗り替えられる可能性さえあります。 司法書士とITエンジニアで、もし報酬が同額であれば、ITエンジニアの方がメリットが大きいと思います。これは、司法書士の場合は、懲戒処分という概念があって、仕事に失敗すると、過失(ミス)あったとしても重大な処分が下される可能性があるからです。そういうことになると、日司連のHPで晒されるので、社会的なダメージはかなり大きいです。ITエンジニアも仕事に失敗すれば訴えられることはあるでしょうが、雇われの場合であればほぼ無いと思います。 >・需要や将来性は十分にありそう どちらも需要や将来性はあると思います。どちらも立ち回り次第では十分に生計を立てられる仕事ではないでしょうか。 >・在宅で働ける 実は、在宅で働いているITエンジニアはそれほど多くありません。人と話す機会の多い仕事であり、どうしても直接会って話した方が効率が良いので、あまり在宅勤務には馴染みません。また、在宅勤務だと、カメラで勤務状況を逐一監視して来る会社もあるらしく、これは結構イヤです。酷い話ですが、出社して働いていれば、職場によっては喫煙所での雑談のような仕事のサボりも咎められません。もっというと、いきなり在宅勤務というのは無理で、出社勤務を数年やって経験を積まないと在宅で仕事は任せてもらえないです。 >・残業時間が多い これは明らかに偏見であり、司法書士とITエンジニアでは、ITエンジニアの方が圧倒的に残業は少ないです。私は、ここ数年間残業を1時間もしていません。司法書士の場合、求人で見込み残業として目を疑うような残業手当が予め付けられている事務所が普通にあります。 >・日々知識のアップデートが必要 これはどちらも必要になると思います。ただ、どちらかと言えば、ITエンジニアの方が勉強をサボり易いと思います。最新技術を常に使っていきたければ勉強は必要なのでしょうが、最新技術を使う仕事ばかりではありません。昔に作られたシステムの専門家になってそのシステムの面倒を見続ける仕事もあり、そういう仕事は一度基本事項を押さえてしまうと、そっれほど勉強は必要ありません。ただし、そのシステムと自分の運命を共にしてしまうというリスクがあります。 >・AIに仕事を奪われる可能性、… 司法書士もITエンジニアも、本職の人で、司法書士がAIに仕事を奪われると考えている人はかなり少数派だと思います。私も奪われるとは思いません。AIに仕事を奪われるという発言は、そういう発言をすればアフィリエイト等の収益に結び付くので流行っているというだけで、それらの発言には根拠がありません。というか、本気でAIに仕事を奪われると考えているなら、そのAIを作る事業を自分で始めてしまえば大儲けできるはずなのに、それをしている人を見たことがありません。つまり、発言者も自分自身の意見に自信が全く無いのです。 >・資格という明確な目標があるので勉強に取り組みやすい これはおっしゃる通り滅茶苦茶メリットですね。試験で点を取りさえすれば良いのでRPGのレベル上げ周回作業と同じようなものです。この点、ITでは自分自身で目標を創り出す必要があります。プログラミングの勉強法は色々と提唱されていますが、圧倒的多数派の意見として、何でもいいので自分で創りたいものを決めて、無謀でも良いので、実際に作ってみるという方法があります。私もこの意見に賛成です。 独立については、ITエンジニアで好き好んで独立する人は少ないです。仕事で失敗したり病気になったりしたときに即人生が詰んでしまう可能性があります。正社員になら大きな仕事を任せられるけど、いつプロジェクトから抜けるか分からないフリーランスにはちょっと任せられないと思う人もいると思います。 次に、コストの話なんですが、司法書士とITエンジニアではITエンジニアになる方が、コストは高いです。司法書士が本気で1年勉強すれば受かるのに対して、ITエンジニアは超学歴社会です。ITエンジニアになるには義務教育から勉強を積み上げて、大学、できれば大学院まで行く方が望ましいです。新卒採用で学歴が高い方が有利というのもあるのですが、プログラミングの実務では学校で勉強することが実務で必須級で役に立つのに、なかなか実務や民間のスクールでは教えてもらえないからです。 どうしても迷うなら、ITエンジニアが良いと思います。というのは潰しが効くからです。司法書士→ITエンジニアは極めて難しい(よほど才能と努力と運が伴わないと無理。)のに対して、ITエンジニア→司法書士は本気で1年勉強すればジョブチェンジできます。特にITエンジニアは新卒採用の機会を逃すと参入が難しくなるので、まだ学生であるのであれば特にITエンジニアをお勧めします。 司法書士試験が難しいと心配されているかもしれませんが、はっきり言ってしまえば、基本情報技術者に受かっているなら、間違いなく大丈夫です。(私も基本情報技術者は持っています。)基本情報技術者は頭を使いますが、司法書士試験はRPGのレベル上げ周回作業と同じようなもので、勉強に集中さえできれば、多少頭が悪くても受かります。 懲戒処分の話をしましたが、職業倫理という意味ではITエンジニアもかなり高い倫理性を求められます。基本情報技術者の上位資格に情報処理安全確保支援士というものがありますが、倫理についてディスカッションする研修があるほどです。私は神様の存在をある程度は信じる方なのですが、ブラック企業に就職してしまったけどやめられないという状況になったとき、最後に頼りになるのは神様で、神様を味方に付けるには倫理を貫く必要があると思っています。 最後に、質問者さんのITエンジニアへの適性についてですが、現在、想像を絶するぐらい業界の人材の質が低くて、基本情報技術者に受かっていれば、それだけでかなり優位に立てます。あとは質問者さんがプログラミングをやっていて楽しいかどうかですね。法律は、私のように法律の勉強は楽しくとも、実務はちょっと無理という人がいるのに対して、ITエンジニアはプログラミングが好きであれば大抵は大丈夫です。 司法書士試験及びプログラミングについては、ブログを書いており、プロフィール画面から見れるのでもし興味があれば見てみてください。 長文失礼しました。
2人が参考になると回答しました
司法書士という業界は判らないので何とも言えないのですが。 ビジネス系システムの構築でしたら、文/経/商/法、何でもいます。 近年だと中小ITソフトウェア企業は人手不足で韓国の大学生を積極的に採用しようとしてました(韓国は就職難)。 欧米企業だと「自家製」というものは基本的になく、パッケージを導入してますね。日本法人が販促費のシステムを自家製で持っていますが、これが最期の自家製システム。どうしてパッケージを使わない?、どうしてERPを使わない? 何度もチャレンジされました。日本には卸があって→卸とは何だ?w クラウドが出てきて日本でも導入が進んでいるのではないでしょうか。 昔、クラウドベースの経費精算システムを導入しましたが、経理が経費項目を設定し、ERPの勘定科目を紐付けるという configuration で動きますね。クラウドとのI/Fは設定してあげる必要はありますが。社員が経費入力、ワークフローで承認すると ERP の経理モジュールに自動記帳され、平行して銀行口座に振り込まれます。基本的にプログラミングレス。
1人が参考になると回答しました
IT関連って、大手か中堅のSE採用でないと、 底辺をさまようことになります。 また、独立して会社員以上にやっていけるのは、 才能に秀でたほんの一握りのみ・・ 堅実にやりたいなら、有名大学いって大手のIT会社で 上流を担当するしかない・・・PGなんてもってのほか
2人が参考になると回答しました
IT業界の者です。独立しやすいは正しいとも言えますが、最近ネット界隈でイメージされるような自由な時間と場所で働くという話ではなく、単に個人事業主としてSIの下請けをしているケースがほとんどです。 PG/SEという観点だと、お給料を考えるならPGは薄給ですので、最初からSEになるかPGから早期に脱却してSEになることをお勧めします。 在宅については在宅大前提の雇用というのは(私の知る限り)ほとんどなく、たまたま会社やお客さんから出社を控えるように指定されているからというケースが多いです。状況によっては再度出社を求められる場合もあります。
1人が参考になると回答しました
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