解決済み
棚卸資産回転率の単位が(回)なのはなぜでしょうか? 素人の質問で恐縮です。 棚卸資産回転率=売上高/棚卸資産 で計算するとのことですが、この単位が(回)であったり、回転と表現することに対し、なかなか感覚がわからず、理解に苦労しています。 棚卸資産は原価で計上し、売上高は売価で計上するものと理解していますが、 回転とするのであれば、これらは原価か売価どちらかに統一しなければならないのではないでしょうか? 例えば、 仕入原価60円、売価100円の消しゴムが、在庫100個で、 一年で300個売れ売上高30000円の場合、 棚卸資産回転率は、 30000÷(60×100)=5 と計算すると思いますが、 私の考えでは、棚卸資産を売価で計上し 30000÷(100×100)=3 と計算するほうが、 300個売れたのであれば、 在庫が入れ替わった(回転)としては3回とも言え、回転という表現がしっくりくるように思っております。 なぜ、一般に棚卸資産回転率は 棚卸資産回転率=売上高/棚卸資産(原価) で計算するにもかかわらず、回転という表現なのでしょうか? 会計学にはまったくの素人で、すみませんがわかりやすくお教えいただけますと幸いです。
165閲覧
あくまで個人的な意見です。 財務分析では、同業他社と比較したり、同じ企業の違う期間同士で比較して使う指標が多いです。 回転率もそのような使い方が有効であると言われていて、 同じ企業で棚卸資産回転率が、去年と比較して低くなったら過剰在庫で資金繰りが悪化していることを示していたり、去年と比較して異常に高いと在庫切れや販売機会の損失につながっていきます。つまり棚卸資産回転率は棚卸資産販売の効率性(過剰在庫や不良在庫・含み損)の判断基準のために使われています。 なので、数値自体が理論的かどうかというより、似ている条件で比較した場合に指標がどのような動き・位置関係になっているか?(過去と比べて改善しているか・悪化しているか?、同業他社と比べて高いのか・低いのか?)という使い方が想定されています。 このことから、棚卸資産と売上高という原価・売価の関係でも、指標の動きや位置関係が、過去や同業他社と比較できれば良いため、あまり気にせず使われるのではないでしょうか。この比較で異常な動き・位置関係を認識すると「何が起きているのか?」と、さらに詳しい調査へ進むことになります。 ただ、手許の管理会計の参考書に記載されていたのですが、理論的に正しいのは、売上高ではなく、各資産や負債と関係の深い損益項目を用いるべきと主張されることもあるそうです。その場合は、棚卸資産は売上原価との関係で回転率を計算していくことになります。 たぶん質問者さんはこの主張と同じような感覚なのではないでしょうか。 なので疑問としては正しいですし、会計学的にも決して的外れなことは言っていないんだと思います。とはいえ受験簿記では指示に従って間違えないようにしてください。何も指示がなければ売上高で計算するのが無難だと思います。
面白い考え方ですね。自分も読んで納得しました。 ただ、回転とは営業活動に着目した概念だと思われます。 製造業の場合であれば、材料仕入(原価)⇒製造(原価)⇒在庫(原価)⇒販売(売価) 卸売の場合であれば、商品仕入(原価)⇒販売(売価) というような営業活動サイクルです。 棚卸資産回転率とはつまりこのサイクルを何回行ったのかを意味しております。 質問者さんの考え方(棚卸資産を売価で計上し~)としてしまうと販売プロセスのみに着目し、製造または仕入という売上を生み出す根本の活動を度外視してしまうことになるんじゃないかと思いました。これは私が勉強をした上での感覚ですのでもしかしたらしっくりこない可能性がございますが、是非もう一度考えてみてください。 納得したのであれば、売上債権回転率、仕入債務回転率についても腑に落ちるのではないでしょうか?ご確認ください。
棚卸資産回転率は5回転ではなく3回転の方が合ってますよね。 棚卸資産回転率=売上高(または売上原価)÷棚卸資産ですので。 いまある棚卸在庫で年間の売上高になるまで何回転かという指標です。
< 質問に関する求人 >
会計(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る