中堅大企業で、自動車部品の設計職をしている30歳男性です。私の職業は人に尊重されるべき職業なのでしょうか？

Question

中堅大企業で、自動車部品の設計職をしている30歳男性です。私の職業は人に尊重されるべき職業なのでしょうか？私は父親からずっと「将来稼げる人間にならなくては駄目だ」みたいな教育を受けてきました。

古くまで遡ってみると、幼稚園児の頃には「将来は国公立に行けよ」と毎日のように言われていました。（もちろん意味は分からなかった。コッコーリツ？）

それ以降、大学院生を出るまでは親の元で過ごしていたのですが、その過程で進路の話になると

「○○大学に行けばいい会社に入れる」「○○業界の連中は大して稼いでいない」「俺の会社は人を使い潰すような会社だが〇〇業よりはマシだ」

等ととひたすら「こうなれ」「ああはなるな（笑）」とそればかりで、気がついたら「あんな連中みたいになってはいけない」という負の感情だけで進路を決めてきました。

友人がフリーターになった時も「あいつはフリーターか（笑）親不孝だな。」「〇〇君、最近痩せたな？薬でもやってんじゃないだろうな？（笑）」と犯罪者と同レベルの扱いをしていました。

就活中も「もしも内定が貰えなかったら俺も親に見下される」「NNTのフリーターなんて犯罪者みたいなもんだ」と自分に言い聞かせながらなんとか就活を続けていました。

その後、今勤めている会社にやっとこさ内定を貰ったのですか、
「聞いたこともない。どこの中小零細だ？」
「本当にそこでいいのか？考え直せ。」
「どうしてもそこにするならいいけど後悔するなよ」
等とボロクソに言われました。

自分の職にも立場にも自尊心が持てないまま、あっという間に30代を迎えた私ですが、最近ネットで

「レジで店員さんにはお礼を言うようにしています。」
『売ってくれてありがとう』『買ってくれてありがとう』の精神で、この国で働いているどんな人達も尊重されるべき」（要約）

等という言説が出回っているのを見かけました。

今までの人生で、全くない発想だったので驚きました。

正直なところ、所謂小売業も親からは「やめておけ」とずっと言われてきた職業の一つであり、『あそこにいる人は人生で努力をすることができず仕方なく働いている人』ぐらいの認識でした。

『働くどんな人達も尊重されるべき』って素敵な考え方とは思えませんか？

それなら帰省するたびに父親から馬鹿にされている私も尊重されてよいのでしょうか？

自分自身も、設計職という職に対して誇りを持っても良いのでしょうか？

ってか親とは縁を切った方が良いのでしょうか？

どう思いますか？

Answer 1

戦後日本の欧米化で、多くの日本人が大切なことを忘れています。それが今の日本、多くの日本人が貧乏になっている元凶です。

まさに

『働くどんな人達も尊重されるべき』

お金は、「誰かから頂くもの」です。よってまずもって、「誰かの利益となるように」、「誰かのために働かなければ」、「自分の稼ぎ」は、ありません。

今や海外に出稼ぎに行ったほうが儲かるから、日本なんて捨ててしまえという人もいます。事実、中国に出稼ぎにいったほうが儲かります。

でも、今の中国には『働くどんな人達も尊重されるべき』は微塵もなくなっています。使い捨てにされるだけで、労働に誇りを持つことはできません。労働に誇りを持つことができなければ、自らの人生に誇りを持つことはできません。

私は経営者です。大学を修了し、あの就職氷河期に他人の羨む大手企業に就職、年収は２０００万円を超えるようになりました。しかし、そこでの仕事はひたすらに企業の既得権で他者を虐げての搾取でした。このままでは私は死ぬ時に絶対に後悔すると思い、退職して起業しました。年収は１／１０になり、明日の飯にも困るほどになりましたが、「客を選んで仕事ができる」ようになった、すなわち、「善き人の利益となるように」働き、それによって本当に価値のあるお金を、ありがたく頂くことができるようになりました。

起業して２０年ちょっと。今も決して裕福ではありませんが、毎日、善き従業員、お客さんに囲まれての笑顔の絶えない仕事。だからもう明日、不慮の事故に遭って死ぬとしても私の人生に悔いはありません。

ロシアとウクライナとの間で戦争がはじまるかも知れないとなったとき、ロシア人とキルギス人を、間一髪で日本に呼び、雇用できたことも私の人生で大きな収穫となりました。

どちらの国も、日本との通信は当局に全て傍受されていますから、彼らを日本に呼ぶことは、ひとつ間違えるだけで彼らの命を奪うことになる、絶対に失敗の許されない、絶対に勝たなければならない戦争でした。日本の出入国在留管理庁とのやりとりも、彼らに軍の経験があることから困難を極めました。

口ばかりの日本人とは違い、軍に引っ張られた経験（キルギスは徴兵、ロシアは任意ですが、事実上、強制されます。）を持ち、本物の凄惨な共産主義を知っている彼らは、日本こそが「庶民相互の利益」を実現する、本当に成功した社会主義国家であると言い、日本の重い社会負担、自分の手取りの少なさも「当然のことである。もっと負担が重くなってもいい。」と言い切って文句ひとつ言いません。それぞれの国の最高の大学で最高の教育を受けた彼らはそのまま母国にいたら、最も高い社会的地位と最も高い収入が約束されていました。（ロシアもキルギスも日本の高卒相当では、安定した正社員の道はなく、大卒でも大学名による厳しい就職差別があり、個人の努力ではどうしようもありません。さらには「家柄」による大学入試までもあります。）しかしそこには、『働くどんな人達も尊重される』はなく、彼ら、特にロシアからの人はロシア軍将校としてウクライナの人々の虐殺に加担しなければならなかった、だから全てを捨てて日本に来て、真に「人々のために働く」道を選びました。キルギスからの人も、兄弟が中国とロシアで出稼ぎ労働をしている、いつか必ず日本に呼びたいと言っています。

「ありがとうございます」

全てはこれからではないでしょうか。

Answer 2

不甲斐ない自分に対して、自己肯定したいだけのようにも思えてしまいますよ。

誇りを持つ事はいいですが、それは他者から認めてもらう事とは別の話ですよ。

貴方のお父様は、普通の事を言ってますよ。

努力して、自分の為、社会の為に一生懸命な姿が尊いと思う、感情は皆が共感する事だと思います。

努力もせず、バイトやフリーターでただ日銭を稼ぐ人達と同列に語り、まして他者に尊重を求める『働くどんな人達も尊重されるべき』って考えは、私は好きになれませんね。

Answer 3

『働くどんな人達も尊重されるべき』って素敵な考え方とは思えませんか？→私としては普通の考え方です。
当然、あなたも誇りを持っていいです。
親とは縁を切らず、教えてあげて下さい。老いては子に従えですからね。

Answer 4

少なくとも貴方は専門職なので替えが効き辛い誇りある職業だと思います。