労災ひとり親方特別加入、おかしくないですか

Question

労災ひとり親方特別加入、おかしくないですかなぜアニメクリエーターや芸能関係、ITのフリーランスが入れるようになって、ビルの窓拭きや公園の管理業務のような職人は入れないのでしょうか。全く意図がわかりません。

Answer 1

業態的に個人の裁量範囲が違い、低所得のアニメクリエーターや劇団員のような芸能関係者は人工出しのような事業遂行者への従属関係が強く、これは土木・建設業の一人親方に非常に類似しているとの判断みたいです。
この分野の一人親方問題に取り組んだ人たちは、一人親方の労災保険料は通常の一般労働者のものよりも高いですから、報酬にも労災保険料を別途、見える形で含んで支払って欲しいとお願いしているようです。
ビルの窓拭き技能者や公園の管理技能者のような職人の方は、建設業として個人事業者登録をし、請負契約形態をとるのであれば、建設業者として一人親方の労災加入が出来ると思います。ただ、一人親方の労災保険料は高いですから、それで自主的にはなかなか加入しないのではないでしょうか。

Answer 2

「一人親方」とは、その名の通り、「一人でも業務の遂行が可能」という意味合いが強いです。
受注、交渉、契約、業務、報告、報酬の授受などを一人で完結できるような業務であり、まさに「一人でも業務遂行が可能」な者です。ウーバーイーツなんて典型的ですよね。

ビルも窓ふきや公園の管理業務は「他の職種や組織の人」からの指示、連携などが必須で、「この公園を自分の感覚で管理しよう」なんてことは基本できませんよね。

ただ、一人親方労災保険（特別加入）は、保険料が高い上に加入手続きも個人では出来ず、事務資格がある商工会などに手数料を払ってとなるので、結構な金額になります。これなら民間の損害保険の方が全然いい、という感じです。

なのであまり意味はないのかなぁ、とは思います。
取りあえずの政府のパフォーマンスに過ぎないような感じはします。