法律に全然詳しくないので質問させてください。 彼氏の会社の事です。 彼は今年で2年目のSEです。 まず、入社後に『定年…

Question

法律に全然詳しくないので質問させてください。
彼氏の会社の事です。
彼は今年で2年目のSEです。

まず、入社後に『定年がなく、退職金もない』という事を知らされました。

そして2月、いきなり社長から社員に『京都に転籍するか名古屋に数ヶ月出張するか福岡に残るか決めてくれ』と言われ、数日後に全員が個人面談で希望を取られました。

その面談で、『どちらでもよい』と言った人が結局京都に転籍させられ、福岡に残った人は今までの給料から-2％される事になりました。
名古屋は必要になった時に福岡に残っている人の中から出向かせるらしいです。
京都に行く人は給料が上乗せされます。
名古屋も京都も同じ系列の別会社です。

しかも京都への引越も、京都に行く事になった3人分の荷物を何としても1台のトラックに積めと言われ、積み込みも大変だったそうです。
京都での部屋も会社が探すと言ったのにいつまでたっても探してくれず、結局自分達で見つけたそうです。

今までも社員は朝9時に出て行ってほぼ毎日22時過ぎ、日をまたぐ事もしょっちゅう、泊まりもしばしばなのに残業代ゼロ。

しかし今年から残業代が支払われる事になりました。
でも基本給を時間で割っても時給1000円前後なのですが、22時以降はその時給の25％を支払うらしいです。
あまりにも安すぎませんか？250円ですよ？
ないよりはマシなのかもしれませんが、今まで残業代ゼロだった分もう少し増やしてくれても、と思います。
ちなみに休日出勤は時給の15％＝150円だそうです。

会社として胡散臭いのではないかと私は思いますし、彼も他の社員さんも『労基法に違反するのではないか』と皆で話しているそうです。
9～22時まで休憩1時間を引いても毎日12時間は働いています。

こういうやり方はSE等コンピューターを扱う会社では普通なのでしょうか？
また、労基法に違反している部分はありますか？

突然社員を飛ばしたり、色々な面でケチだったり、来年は新卒採用しないという辺り、経営自体が危ないのかな、とも思います。

残業代を払う余裕がないのなら、残業しなくてよさそうな仕事を上が取ってきたり、交渉して納期に余裕を持たせたり等すればいいですよね。
上が能無しなんですかね。

長くなり申し訳ありませんが、回答をお願いします。

Answer 1

大変な状況のようで､彼氏のご苦労をお察しします。
随分詳しく会社での処遇を彼氏からお聞きになられたようですが、その中で労基法に抵触しそうなものについて、回答させて頂きます。

①退職金と定年制について
これは会社の就業規則にこういった制度が謳われていなければ、これが無い事自体は問題とされません｡
逆に就業規則に存在が謳われているのに、社長からこういった制度は無いという話があった場合と､また就業規則自体が労働基準監督署に提出されていないようでしたらこれは大問題となり、明らかに労基法違反となります。
②他府県への異動について
これは労基法云々として議論されるものではありませんが、就業規則上に取扱いが謳われているようであれば、その内容どおりに運用されているかを確認されればよろしいかと思います。
引越しについても、引越し費用を会社が負担されているのであれば、少々会社の対応に誠意は見られませんが、特段問題とする内容では無いと思います。
③残業について
世間的にも残業の取扱いは厳しくなってきてますので、会社も今年から支給するといった対応になったのでしょう。
夜間22時以降の深夜残業についての取扱いですが、ここで２５％しかもらっていないというのは、深夜割増２５％の部分しかもらっていないと勘違いされていると思います。
通常の残業単価分は別に支払われているはずですので、確認してみてください。
あと、全体の残業時間に対する未払いについて問題とするのであれば、日々の勤怠管理がきちんと記録に残っているかがポイントになります。
タイムカードなどで管理されているようであれば、問題提起するのに強い味方となりますが、こういった客観的に誰が見てもわかるような記録が残されていないと、労基署に残業未払いだと訴えても決着するのに相当な苦労と時間を要します。
今回の彼氏のお勤めになられている会社だけでなく、未だにサービス残業というのは大なり小なり世の中に蔓延っていますので､彼氏ご自身が効率の良い仕事をされるよう、自助努力も必要なのでは？と考えます。

④その他
・・・という事で入社直後から会社に対して多々不満をもたれているようですので､まずは会社の総務に言って、『就業規則を配布して下さい。』と、要望される事をおすすめします。
そして内容をよく読んで実態と乖離がないかを確認するようにしましょう。