美容師になるには大学ではなく専門学校に進学することになります。 専門学校に行かないと、美容師の免許を取るための国家試験の受験資格が得られません。 私は商業高校の元教員ですが、美容の専門学校を目指す生徒の多くが、高校での成績や授業など校内での態度が非常に悪い、という傾向にあります。 美容師はたいていが独立して自分の店舗を構えるようになる、その店舗を維持していくためにはお金の流れを正確に把握する必要がある、だから簿記の学習は美容師になるための第一歩である、なんて説得したところで心に響かないようです。 一方、授業前の休憩時間に美容の専門学校のパンフレットをポイっと渡すと、授業中ずっと夢中になってそれに見入ってます。教師としては簿記の勉強をしてほしいところですが、なにかに夢中になれるなら(授業中静かにしてるなら)やむを得ないかなと。 美容の専門学校は、よほどのことがないかぎり入試に落ちることはないです。出願した人はほぼみんな入学できると考えていいです。 ただ、美容の専門学校は授業料が高いだけでなく、学習に必要な道具一式を買いそろえるにも高額な費用がかかります。ヘアカット練習用の人形なんかも一体数万円するそうです。それなりにお金がかかりますから、2~3年生のうちにアルバイトをしてお金を自分で少し作っておくことをお勧めしたいです。 あと、商業高校の勉強は美容の専門学校の進学のためにも、美容師になるためにも、直接必要な知識ではありませんが、若いうちに「いろんなことを知っておく」ことで大人になってからの行動範囲が広がるものです。これは若いうちは言われても理解しにくいかもしれません。年を取らないと実感できませんから。なので、大人の屁理屈と思わず、学校が課してくる勉強にはできるだけ前向きに取り組んでほしいです。とりわけ近年は日本語の話せない客が増えてきています。英語、中国語、朝鮮語の出来る人が結構重宝されます。せめて学校の英語の授業くらいは真剣に取り組んでほしいと願うばかりです。
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