高校3年生です。 私は将来舞台衣装が作りたくて服飾の学校に行こう！と決め色んなオープンキャンパスにも行きました。

Question

高校3年生です。
私は将来舞台衣装が作りたくて服飾の学校に行こう！と決め色んなオープンキャンパスにも行きました。ネットで調べたりしていると、服飾の学校はお金の無駄、卒業後アパレル店員や手芸屋さんに就職する人が多く、パタンナーやデザイナーに就く人ほんと少しと書かれていて、
やはり舞台衣装に携わるのは難しいでしょうか？
ハロプロやオサレカンパニーといった有名な会社ではなく、2.5次元の舞台だったり地下アイドルの衣装などを作りたいなと思っています。
そこでもやはり就職できる確率はあんまり変わらないですか？
実力が全ての業界で、服飾の仕事の需要は減っていて、給料も割に合ってないから生きてくのは難しいよと家庭科の先生に言われて、色々考えていて、自分だけの力じゃ分からなかったので質問投稿しました。

Answer 1

先生の仰ることは的を得ていると思いますよ。いわゆる巷に溢れる既製服でない以上、センス・才能のある子とない子で明暗がハッキリ分かれる業界です。ぶっちゃけカリキュラムがしっかりしている学校に通ったからと言って、そもそもの原石がパッとしなければ磨いても磨いても光りませんし、クライアントからも受け入れられません。う〜ん、何が何でも大手を目指すという訳でなければそもそも就職という概念を捨てた方が良いんじゃないかなと。舞台衣装の就職の間口たるや狭いもんです。

衣装に携わる友人は多いですが、そのほとんどがどこかに所属をせずフリーで外注契約や委託契約を結んでいます。得意とするジャンルは皆それぞれありますが、国内アイドル・韓流アイドル・テーマパーク・ヴィジュアル系・演劇・バレエ・オペラオペレッタや質問者さんの望む2.5次元・地下アイドル・ご当地アイドルなんかも受注しています。駆け出しは工房へ修行(笑)しに入った子も居れば、独自の表現力のみを引っ提げてバイトと両立しながら夢に向かって長いこと極貧生活を送る子も居ます。その中でもそれなりに人脈も実力も培った極一部の子達は衣装制作一本で生計を立てていますね〜。

Answer 2

こんにちは。

前回答は素晴らしいですが、難関な多摩美大だけを勧めるところに疑問点があります。

・多摩美大は美大トップ３校であり、美術界の早慶と言われているところ。簡単に入れるところではないです。（実技試験が相当にレベルが高い。）
・美大私大の４年間学費合計は700万円を超えます。簡単に用意できる金額ではありません。

＞舞台衣装に携わるのは難しいでしょうか？

難しいでしょう。でも就く人はいます。
https://www.shiki.jp/group/recruit/staff_voice/a-staff_01.html

確率からいえば「販売職」になる可能性は高いです。
でも可能性が少なくても、なりたいという強い意志があるかどうかです。絶対に舞台衣装を作るのだ！という人は、専門学校がぼっちでも気にしないでしょう。友達などどうでもいいからです。

質問者さんがそういう人であるか、ないかです。
東京文化がいい、悪いなんて関係ありません。

Answer 3

舞台衣装に携わるならば、『多摩美術大学 演劇舞踏デザイン学科 劇場美術デザインコース』が進学先として最良ですね。

服飾系専門学校の専門職就職率が低いのは、パタンナーやデザイナーとしての雇用の席の絶対数の少なさが影響していることはもとより、そもそもの専門学校のレベルが低すぎるがゆえに学生の能力が育たず夢が実現しないというパターンがほとんどです。
入試において難しい実技試験も学力試験も無く、金さえ払えば誰でも入れるような有象無象の学校の教育というのは所詮その程度のものです。

しかしこれが多摩美の劇場美術デザイン卒であれば有名企業で舞台衣装を手掛けることもまったく夢ではなく、現実的に実現可能な目標の一つとなります。
国内最大手クラスの有名劇場の舞台衣装・舞台美術を手掛けるレベルのデザイナーを育成する学科ですから、そこからすればマイナーな地下アイドルの舞台衣装デザイナーを輩出することなど造作もありません。

三流の学生と半端な教員がヌルいことをやってる服飾系専門学校ではなく、一流の実力を有した学生と舞台美術・舞台衣装について一流の見識を備えた教授しか居ない空間で4年も真剣に舞台衣装に打ち込んでいれば、それはもうどこへ出しても通用する優れた舞台衣装デザイナーが育つに決まっています。そしてそれは、舞台衣装、舞台美術、及び、ファッションデザイナーとして極めて高い就職率を実現することに繋がっています。

将来的に本気で舞台衣装をやりたいのであれば、有象無象の服飾系専門学校ではなく、受験勉強を頑張って多摩美の劇場美術デザインへ進学してください。
次点としては同じ多摩美のテキスタイルデザイン学科、あるいは、武蔵美の工芸工業デザイン学科のファッションデザインコースもありますが、そちらは一般のファッションを対象としているため舞台衣装からはやや外れてきます。舞台衣装ならばやはり多摩美劇場美術デザインです。

悔いの無い進路選択を行ってください。