解決済み
出来る可能性がありますが、別部門になる可能性も大いにあります。 自衛隊造船、いわゆる艦艇を建造できる造船所は艦艇だけでなくフェリーや貨物船などの商船も建造している、もしくはロケットや飛行機、バイクやヘリコプターなどの他の製品も造っているのが普通で、入社後に商船や飛行機などの別の部署に配属される可能性もあり、そうなったら艦艇には関われません。 ドックで働く現場系の仕事だとしても、艦艇を造っている会社はどれも大企業で、国内、海外に複数の事業所を持っているので各地の事業所の中から艦艇を建造してる特定の事業所に配属されるかどうかは分からないし、そもそも船を造っている事業所に配属されるかもわかりません。 こればかりはあなたが幾ら努力してもどうにか出来るものではありませんのでチャレンジする価値はありますが、艦艇とは別の部門に配属された場合は諦めて与えられた仕事を頑張るしかありません。 ただ、あなたが挙げているジャパンマリンユナイテッド(JMU)なら艦艇に関われる可能性が高いと言えないこともないです。 日本にはかつて艦艇を造れる会社がたくさんありましたが、経営統合や事業部単位の吸収などを経て、現在は三菱重工、JMU、川崎重工、三井E&Sの4社だけに、なりました。 その中でも、JMUだけは様々な製品を手掛ける総合重工ではなく、IHIや住友、日立造船や日本鋼管などの造船や艦艇部門が合併してからできた造船専業の企業です。そのため艦艇部門に配属されてドックで自衛隊造船に携われる確率は船以外の製品も手掛ける他の3社よりは高いと言った感じではあります。 ただ、最近は三菱重工や川崎重工もジョブマッチング制みたいな感じで応募者の志望部署を重んじる傾向があるので第一志望を艦艇部門にして応募したらそんなに確率は変わらないかもしれず、なんとも言えません。 以下は参考的な話で少々脱線します。興味あればどうぞ。 三井E&Sは最近経営が厳しく、もともと艦艇分野では掃海艇のようなマイナーな船型を得意としていましたが、そういう船は受注しても隻数が見込めないので儲けが少なく、艦艇部門をまるまる三菱重工に売却するための協議を行なっている最中です。 自衛隊の船にも色々あり、潜水艦を造れる国内メーカーは三菱重工と川崎重工だけですのでJMUに入っても造れません。一方でイージス艦を造れるのは三菱重工とJMUだけなのでJMUでも造れます。最近話題の軽空母はJMUが得意としていますが、三菱でも造れない事もありません。 JMUは経営が厳しく、舞鶴事業所では新造船から撤退し、今後は舞鶴事業所では艦艇の修繕を専門に行います。 JMUは造船専業なので、今の冷え込んだ新造船マーケットの状況から経営が厳しく、造船専業メーカーである今治造船から出資を受けて多くの人が今治との共同設立会社に出向なんて話もありますが、艦艇は国家機密の事業なので艦艇部門の人は出向したりはしません。 三菱重工も客船でこけた事もあり、造船部門は厳しく、造船専業メーカーの大島造船と香焼のドック売却に向けた協議をしていますが、艦艇は立神の本工場で造っているのでこれも艦艇にはあまり関係ありません。 川崎重工は中国にも造船所を造ったりしていますが、艦艇は全て国内の事業所で造っています。 艦艇に搭載する武器や防衛システムは同盟国のアメリカ製の物も使われており、艦艇を手掛ける造船所は同盟国アメリカの艦艇の一部を修繕したりします。 艦艇はそもそも国家防衛に関わるとても重要な製品なので機密情報が多く、艦艇事業を持つ企業が艦艇部門を丸ごと、艦艇事業を持つ他の企業に売却する事はあっても、艦艇を建造している事業所や人材を艦艇事業を持たない他のメーカーに売却したり、出向させたり、海外の事業所で艦艇を造ったりする事はほぼないと言っていいでしょう。 ちなみに国内で製造される魚雷は100%三菱重工製です。艦艇には武器やミサイル、レーダー、プロペラなどたくさんの製品が搭載されており、それらの製品は造船所だけでなく、三菱電機などの大手重電メーカーも造っています。
なるほど:3
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