公務員は、住民の幸福のために奉仕するのが仕事です。 県庁なら、県民の幸福のために。 裁判所なら、国民の適正な裁判を受ける権利を支えるために。 検察庁なら、犯罪の重みに応じた罰を与えて社会を安定させるために。 あなたが「こんなんでいいのか?」と思っているのであれば、 今はまだ公務員を目指す時期ではないと思います。 恐らく、今のあなたには、 公務員を志すに足る社会経験が圧倒的に不足しているのです。 社会に出て、いろんな立場のいろんな人と深い話を交わし、 みんなが幸せになるためには何がどうなるのがいいか、 社会が今より良くなるためには何がどうなるのがいいか、 自分なりに思索を深めて下さい。 自分のことはいったん忘れ、社会や他人に目を向けて下さい。 アルバイトをしたり、ボランティアをしたり、 生まれや育ちが自分と全く違う人と出会いを重ねて下さい。 そうして視野を広げ、経験を積んでいくうちに、 「公務員になって世の中をよくしたい」という 確信が芽ばえてきたら、公務員を目指して下さい。 もし、そういう確信が芽ばえてこなかったら、 あなたは公務員に向かないのです。 民間企業に就職して、自分の幸せを追求した方がいいと思います。
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