将来性についてはハッキリわかりませんが、明るくないことは確かです。 これだけ理学療法士が急増し、高齢化が進むことで医療費や介護給付費も急増して財政を圧迫しており、診療報酬が徐々に引き下げられていれば当然でしょう。近い将来診療報酬制度等がリハビリに有利に改定されれば、まだわかりませんが、その可能性は限りなく低いでしょう。医師会の絶大な政界への影響力とは違い、リハビリ業界は政界での立場がとても低いですので、現状では理学療法士の給料安や求人減少に歯止めはかかりません。確かに地方で過疎地の病院なら、求人はまだまだあるかもしれませんが、そのような病院は都心部に比べて、さらに給料が安くいつ倒産するかわからないような病院ばかりです。まあ、いくら将来が不安とは言っても、理学療法士の免許自体がなくなるわけではありませんから、今後は医療分野偏重から介護福祉分野へと徐々に移行していくかもしれません。 勿論、すぐに理学療法士が介護職種の一つになるというわけではありませんが、確かにそのような風潮はみられます。理学療法士が急増している現在、病院などの求人が減っていくのは確かなため、その次の受け皿が必要になるのは確かです。現在はまだ、その受け皿になっているのは、訪問看護(リハ)でしょう。求人サイトやPT専用派遣会社の求人募集では、訪問看護(リハ)の求人がホットです。まだまだ人手が足りず給料も病院よりは高額です。以前だったら、PTは病院等で皆こぞって就職していたので、訪問看護(リハ)には興味なく働こうとするPTはほとんどいませんでした。とろこが、昨今のPTの就職先が不安になってきたのと、給料が安いとの理由から、今まで見向きもしなかった訪問に就労の場を移してきたためです。しかし、それもいずれ飽和になり、訪問の求人も給料も減らされるでしょう。そうなれば、次の受け皿は介護士不足が深刻化している、老人ホームなどの介護現場になっていくと言われています。もうすでに、某大手企業(株)Bスタイルケアなどが運営する有料老人ホームでは、特養や老健に対抗して“リハビリホーム○○”などと称して、大々的にリハビリを広告に使い、医療現場で行き場所が無くなった理学療法士等の受け皿になっています。現在もどんどん新しい有料老人が急ピッチで建設されており、今後もそのような民間の有料老人が参入してくれば、もう理学療法士の職場は本当に医療から介護の現場になるかもしれません。そうなれば、福祉施設でのリハビリ広告など名ばかりで、実質を伴わないものばかりなので、個別機能訓練換算等さえ取れれば、理学療法士の資格なんて、介護福祉士に毛が生えた程度の価値まで下がるだろうと、介護現場の有資格者の会合では危機感を表していました。(新宿本社某企業有識者会参加者より)。実際、ある(株)Bスタイルケアが運営する“リハビリホームグランダ○○” 有料老人ホームは、リハビリなど営業用の広告目的だけで、実際には理学療法士が入居者の受診通院送迎を毎日のように行わされており、一日の半分以上が送迎係の雑用として扱われています。なんでも、介護士が忙しいからだそうで、リハビリホームが聞いてあきれますが、これが現状のようです。やはり、将来性は不安要素しかありません。
給料は安いが、地方移住の場合、歓迎される状況 将来も暫く安泰かと しかし、本人がっずっとやっていけるかってのは別
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