大学生です。 終身雇用も見込めなくなったいま、これからの時代は普通に就職するだけじゃだめですか？ 大企業に入っただけ…

Question

大学生です。
終身雇用も見込めなくなったいま、これからの時代は普通に就職するだけじゃだめですか？
大企業に入っただけで安心と思うなはよく言われることですが
自分で起業とかを考えていかなくてはだめでしょうか？

僕は、起業するときのリスクと大企業などに入る道を比べると数10年後はわかりませんが、少なくとも今は大企業と言われる会社を目指した方がいい気がしますが。。。

どう思いますか？

Answer 1

こんにちは。

社会に出る前にいろいろと考えていらっしゃるご様子ですね。
人事コンサルの立場でお答えします。参考になれば幸いです。
先ず回答から申し上げますが・・・
『卒業して、先ずは企業に就職することをお勧めします。大企業であるかどうかについては、受かればきっと嬉しいことでしょうが、そこにはメリットもデメリットもある、という事は覚えておいてください』

次に【大企業に入っただけで安心と思うなはよく言われることですが
自分で起業とかを考えていかなくてはだめでしょうか？】についてですが、ここは論理の飛躍になってしまっているように感じます。
大企業に入って慢心するにとどまらず、その中で更にベストを目指すという事が先です。どれほど有名大学を出ていようとも、社会に出たら同じスタートラインです。
また結果的に起業することを考え、それを実行するにしても、企業で学ぶのはスキルだけではなく、社会の仕組みや企業の論理という大切なものばかりです。
これを知らずに、起業するために多くのベンチャーが短期間で終わってしまう傾向があります。まずは企業（大企業であろうがなかろうが）に就職して、最低でも5年、理想的には10年くらいは学ぶようにしてください。
ただし、圧倒的（ここは重要）なスキルや技術が個人的に持っていて、社会にも受け入れられる場合には、その限りではありません。

■「生き残るか」「勝ち残るか」
大手企業でもベンチャー企業でも、ご自身で起業するにしても2者択一です。
文字通り「生き残る」だけであれば、しがみつきさえすれば可能です。特に企業に就職して、どんなに環境が悪くても、しがみついている限りは「生き残る」ことができます。起業した場合でも実際にはアルバイトをしながら食いつないで生きている人もいますが、これも「生き残る」為でありましょう。
正直「生き残る生き方」は一つの技術です。それを弱者だとか負け組という人も中にはいらっしゃるようですが、私はそうは思いません。

一方で「勝ち残る」という選択をした場合ですが、これはどのような働き方をしていても、またご自身が望む、望まないに関わらず、その道を歩まなくてはならなくなります。大企業であれば同期の数もそれなりにいる事でしょう。その同期の中でも熾烈な競争にさらされます。因みに最初の数年の競争にはあまり意味がありません。5年を過ぎるころから優劣がつきます。まずはこの競争に勝ち残ってみてください。

■起業のリスクについて
そもそもリスクとは何か？或いはリスクの対処方法とは何か？について学んでおきましょう。
ある側面でいえば起業はリスクがゼロです。なぜなら失うものがなく、経験を得られるからです。特に若いうちの挑戦ならば、失敗してもそれが糧になることは確かですので、挑戦しない手はありません。
しかし前述したとおりに、社会人経験のない状態での起業は、単発的な成功はあっても継続的な成功につながる可能性は低いので、注意してください。

つまるところ、企業に就職して、社会の論理を学び、それとは別にいつでも独立できる状態を自ら作り（勉強する、研究するなど）、30歳を過ぎてから独立起業というのはいい流れだと思います。

頑張ってください！

Answer 2

企業まで一気に飛んだイメージをすることはない。

明日会社が無くなっても、転職時にアピールできるスキルを身につけているかが重要。

オレなんて会社の倒産や事業縮小を何度も経験しているから、常時そのつもりで経験を積み上げていた。

よって転職時に就活したことがない→ぜひうちに来てくれと関連企業から声がかかるし、最終的に独立して仕事を依頼されている。

Answer 3

大企業に入社でき、大過なく人生を送る事ができれば、
その方が安定している事は間違いありません。
だから、とりあえずは、大企業を目指す事は正しい選択です。
ただ、入社できても、会社にしがみつくべきでは無い、
という事です。
昔は終身雇用が前提なので、会社にしがみついている人を、
無碍に引き剥がしたりはしませんでした。
大企業であれば、関連会社に出向扱いなどになっても、
定年までは面倒を見てくれたのです。
しかし、今は会社にも余裕が無いので、しがみつかれても、
その手をふりほどいて、切り捨てられる事があります。
だから、そうなった時の準備だけはしておくべきだ、
という事です。