農学部の環境系一回生です。 農業普及員になりたいのですが、 具体的にどのような勉強をしていけばいいですか？ 調べた…

Question

農学部の環境系一回生です。
農業普及員になりたいのですが、
具体的にどのような勉強をしていけばいいですか？
調べたのですが、
仕組みとかもよくわかりません。
実務経験2年とかもいまいちピンのきません。

補足

環境系でも、
地方上級職の試験に受かれますか？
園芸学、作物学等々やらないのですが。
あと、
実務経験中に、
給料って出るんですか？
出るならどれくらいですか？

Answer 1

ご質問の農業改良普及員は正しくは「普及指導員」です。
２００５年に改良普及員資格は廃止され普及指導員に名称変更されました。
都道府県の職員として農業又は家政に関する技術の普及指導に携わる者のうち普及指導員試験に合格した者です。
身分は地方公務員です。
まずは都道府県の地方上級職の農業職の試験を合格し、合格者名簿に登録された上で、都道府県に採用されなくてはなりません。
採用後、実務経験を大学院修了者が2年以上、大学等卒業者が4年以上、短期大学等卒業者が6年以上、高等学校卒業者が10年以上、改良普及員資格試験合格者は学歴にかかわらず、2年以上の実務経験を積む必要があります。
短大、高卒、改良普及員試験合格者が含まれているのは「在職者」に対しての規定です。
現実として地方上級職は４年制大卒以上で無いと合格は非常に難しいでしょう。
地方上級職の農業職試験を合格するためには、作物学、園芸学、果樹学、肥料学、農薬学、植物病理学、植物育種学、畜産学、飼料学などを幅広く学習する必要があります。またこの試験には一般教養分野も含まれています。
試験の内容も都道府県により異なりますので、まずは都道府県の人事委員会へ問い合わせをした方が良いと思います。

○補足
地方上級（都道府県によってはⅠ類とか大卒程度という名称の場合もあります）の農業職は、作物学、園芸学などの農学系の学生の受験が圧倒的に多いです。
農学系の学生の中でも、地方上級の農業職は転勤の範囲が同一都道府県内ですので、国家公務員よりも人気が高いです。
一般的に、地方上級の合格者は国立大学農学部の出身者が大半を占めています。
地方上級職は、最近は都道府県の財政はひっ迫していますので合格者は非常に少ないです。
このため競争倍率は高く、都道府県によっては１０倍以上の場合もあります。
地方上級の農業職では、園芸学、作物学等の農学の問題は基本的に必ず出題されます。
地方上級への試験対策として、農学系以外の学生が必修科目でも無い園芸学、作物学、植物病理学等の講義を受講しているほどです。
また、都道府県によっては国立大学農学部の農学系の元教授が地方上級の農業職の問題を作成している事もあります。
つまり、環境系の学生は、農学系の学生と比べると、地方上級の農業職の受験は不利です。
地方上級の初任給は都道府県によって異なります。基本給は１８万～２０万位でしょうか。

ご質問の普及指導員の資格は、地方上級職で採用され地方公務員となった者であれば、一定期間の実務経験を積んで取得できる資格です。特に猛勉強しなくても合格します。
つまり普及指導員の資格を取得するよりも、前段階の地方上級職で採用される方が遥かに難しいと思います。

○追加
農水省のＨＰより 「普及指導員資格試験とは」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/hukyu/h_siken/01_siken.html

普及指導員（農業改良普及員）は昔（１５年位前）は都道府県の採用数も多かったのですが、今は激減しています。
大学の講義のみならず独学で学習した方が良いと思います。
大学の図書館であれば過去の普及指導員の問題集や参考書が閲覧できると思います。

○追加
全国農業改良普及協会という団体があります。
これを見れば普及指導員の業務が分かると思います。
一般社団法人 全国農業改良普及協会のＨＰ→http://www.jadea.org/

Answer 2

資格は学生係にでも聞けば？
その資格は就職してから勤め先の命令で取るものかもしれません。