職場環境以外の違いはだんだん少なくなっていて、学校で学ぶ内容に関しては最終的には違いはなくなる(幼保一元化)見込みです。 幼稚園にも保育所にも公立もあれば私立、国立もありますね。 それぞれの園が創立から現在に至るまでの歴史をもっていて、地域性もあり、理事長や園長の保育理念も異なっています。 障碍児保育・教育に力を入れている園もあれば、これからやっていこうという園もありますし、入園試験に合格した園児しかいない園もありますね。 幼稚園といっても千差万別、保育所も然りです。 個別性が高いので、一言で語ることはできません。 しかし幼稚園と保育所は一元化を目指しています。現時点でも、免許や資格を取得する上で勉強することは共通する部分のほうが多いです。 最終的には幼稚園教諭免許と保育士資格は統合されて保育教諭という免許に統合される見込みになっています。 保育教諭に求められるスキルは一元化されていきますから、幼保の違いは教育原理などの科目の中で、歴史として学ぶことになります。幼児教育の歴史や保育所の発展の歴史などを勉強するときに、「ああこういう歴史をたどってきたから今こんなに違っているのだなあ、でも、今後は同じになっていく部分もずいぶんあるのだなあ」とわかるようになってきます。 なお、現時点では保育所は児童福祉施設の一つで、保育士は児童福祉施設で働く場合に必要とされる資格の一つですが、幼稚園の免許と保育士資格が統合されても、児童養護施設や乳児院は保育所や幼稚園と一体化されませんから、保育教諭免許になった後も、保育の仕事の社会的役割から福祉の役割がなくなるわけではありません。 保育系の大学に進学したのち実際に従事するのは幼児教育になる可能性が高いですが、児童福祉の分野に興味が出て保育所以外の児童福祉施設(乳児院や児童養護施設、障害児入所施設など)に就職する人もいます。 児童福祉施設の保育士を目指している場合、幼稚園教諭の免許は取れるが福祉の専門ではない大学に進学するか、保育士しかとれない福祉専門の大学に行くか迷うこともあります。その場合は、また別途相談してください。
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