会社の安全対策の不行き届きでの従業員の事故が多発している為、わが身の安全確保のため、転職の為に退職の意思を会社側に伝えま…

Question

会社の安全対策の不行き届きでの従業員の事故が多発している為、わが身の安全確保のため、転職の為に退職の意思を会社側に伝えました。その中で会社から、「人員不足で今辞められると困る。最低でもあと２年は居ろ。どうしてもここを辞めて新しい会社に行くのなら、その会社から君の経歴を問う電話があった場合、非常に不真面目で反抗的な従業員であると伝えてあげよう」と、半分脅しのような文句を言われたのですが、実際に転職する場合、受験する会社の担当者が以前勤めていた会社の人事部へ連絡し、受験者の経歴を確認するようなことはあり得るのでしょうか？

また、その際以前働いていた職場の人事部のこういった耳打ちによって、受験する会社への採用が不利になったりする事例はあるのでしょうか？

私は無断欠勤や遅刻の経験もありませんし、業務中、故意に会社に損害を出した経験もありません。

信用して勤めた会社から、このような情報の不当な根回しとも取れる言動に対してとても怒り心頭であるというのが率直な意思なのですが、転職を希望する従業員にこのような脅迫じみた事を言っていいものなのでしょうか？

Answer 1

結論から申しますと、脅しに屈することなく、退職されても問題ないと思います。

退職者を脅すのは、従業員を過労で酷使し、壊れたらポイっと捨てるブラック企業の
常套句です。

所属長が「君のランクを上げてあげたい。そうしたら基本給が上がる。」と甘い言葉を掛けて
駄目ならば、次は、人事課長が出てきて「君は、将来を期待した幹部候補生なんだ。」
みたいな精神論を語ってみたり、それでも駄目ならば、今度は人事部長が出てきて、
「お前には、会社に恩は感じないのか？お前はそんなに薄情者だったのか？
お前みたいな、半人前の若造は、会社を辞めても、どこも雇ってくれないぞ。
自分自身で損得勘定を考えられないのか？」みたいに脅したりします。

東証一部上場の機械メーカーの人事部に居ましたが、そんなことを言って、
辞めさせまいとします。そのためならば、甘い言葉も掛けるし、自信を喪失させる
ために暴言を吐いたりもします。

冷静に考えていただきたいのですが、前職に経歴確認する時に、突っ込んだことを
聞くことは「個人情報保護」の観点から問題になります。

また、採用される企業様は、筆記試験や適性検査、面接で貴方の人柄や能力を
判断される訳ですから、もし仮に、前職の人事部長が「怠け者で、働かない人間でしたよ。
こんな人雇わないほうが良いですよ。」の様な趣旨の事を言われたとすれば、真っ当な
考え方をもたれた企業様の人事部の方であれば、
「この人は、こんなに酷い企業に勤めていたのか・・・これだけの能力があっても
活かされないのは勿体無い。前職のことは忘れて、うちの会社で是非力を
発揮して欲しいな。」と思って頂けると思います。

冷静になって考えて見てくださいね。