解決済み
OT(作業療法士)を目指している学生です。 将来的に精神科で働きたいと考えています。これまでに1週間程度の実習を2回、1ヶ月の実習を1回終えていますが、 今までの実習先はすべて身障系の病院だったこともあってか、 「OTは動作分析や歩行分析、筋肉の使い方を覚えておかないとダメだ!」と教わりました。 しかし、将来的に精神科で働きたいと考えている私は疑問に感じました。 動作分析は必要だと思いますが、精神科で働く場合にも歩行分析や筋肉の使い方がそこまで重要なのかなと。 そこでOTとして働いてる方に質問なのですが、 身障系で必要となる知識、精神科で必要となる知識、それぞれどのようなものがありますでしょうか。 勤務先の方針によって一概には言えないこともあると思いますが、 疑問を解決し、今後の道しるべにさせていただきたいので、ご意見よろしくお願い致します。
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はじめまして。 精神科でSTをしているものです。(OTでなくてすみません) 他の回答者さんもおっしゃっているように、精神科でも身体機能系の技能は必要だと思います。 精神科では薬物療法の副作用で、運動機能障害が散見されますね。 その施設にPTがいればまかせることも選択肢としてあると思いますが、いない場合、普通に考えて一番専門的に知識を有しているはずの職種はOTだと思います。 また、精神科患者さんには病棟生活において「運動の不足」が非常に目立ち、「運動療法による精神機能の改善」も近年学会や学術誌などでも研究・報告が多くみられ、そのエビデンスも信頼できるものと思われます。 実際自分もセラピーに運動療法は多く用いますし(STとしても、精神疾患への直接的アプローチとしても)その効果は高いと考えます。 どの領域・分野の職種に就いても共通していえることですが、視野が広がるほどクライアントの希望に対するサービスの質は向上すると思います。 もっと言うと専門分野の知識保有は当然であり、そこからさらに結果をだす(クライアントの希望に応える)にはどれだけマルチに評価・アプローチが実行できるかだと思います。→(クライアントの生活・人生をトータルで診る) という訳で、OTの学生さんには是非幅広く知識をつけて臨床に望んでいただきたいです! 他職種の者がなんだかえらそうに、講釈たれてすみませんでした。
精神分野と身体障害分野を経験したOTRです。質問者様が感じている疑問は「何故、理系でもないのに数学を勉強しなければならないのか?」と同様のものかと。精神科での対象者は身体機能は健常者と変わらずセルフケアは全て自立しているかというとそうではありません。薬物の副作用による身体面の低下もあるし、また転倒し骨折、硬膜下血腫などで一時的に転院→しかし容態が安定すると暴れだす離院するなど一般病院では対応困難→精神科に再入院となることも ままにあります。そんな時 誰が身体的アプローチできるでしょうか?あと他の回答者の方々からもありますが身体的アプローチによる精神面への影響は多々あります。故に精神科のOTは精神の勉強だけをしていれば良いというわけにはいきません。事象というものは個々に存在するのではなく複数の因子が複雑に繋がっています。視野を広げるといった意味でも幅広い専門知識、技術を身につける必要があります。ですので学生のうちから基礎を全て学んでおいたほうが良いですよ。学生の頃 無駄と思っていたものが働きだしたら意外に使えたってことも。
OTです。 私も学生の時は質問者さんと同じで免許取得後は精神科での勤務を希望していたため、同じようなことを考えた時期がありました。 しかし、他の方の回答にもありますように、まずは実習や学校内での試験、そして国試に受からなければいけませんし、特に国試は全分野からまんべんなく出題されますから、この分野は就職したい分野と違うから~では通用しないところがあります。 精神科も身障系も、患者様を第一に思うところは同じだと思います。確かに精神科の方が、直接的に体に触れたりする機会が少ないかとも思いますが、知識は多ければ多いほど、その時悩んでいる患者様の力になれるのではないでしょうか。 話がそれますが、私は4年の最後の実習で楽しさややりがいを感じで、今は老健で働いています。 精神科OTへの興味関心もまだまだ持っていますが、老健もとても楽しいですよ。 これからいろいろな実習地へも出るかと思います。その時に評価対象となって協力してくださる患者様には、身障系や精神系に関係なく、その方が望む生活に少しでもいいから近づくことができるように、質問者さんの持てる力を注いでリハビリを行ってくださいね。 大変なことも多いかと思いますが、OTになってからも専門分野の勉強はできます。 私もまだまだですが、お互い頑張りましょう!
心理職です。横からすみません。OTの方と一緒に働いていたことがあります。 ◎ 精神科で働く前に、OTの資格試験を通過しなければ、OTにはなれないわけで、まず学生であるあなたは広く知識を身につけることは大切だと思います。(うからなければただのOT学生さんで終わってしまいます) ◎ 精神科とはいえ、決して身体の問題からは離れられません。精神科の患者さんでも、生活の幅が狭かったり、背景に微細な運動の問題があったり、加齢により身体機能が衰えていたりするわけです。 また、高次脳機能障害の患者さんは、神経内科でも、精神科でもいますね。精神科に来る方でも、粗大な身体機能の障害はなくても、微細な運動機能が障害されている方がいらっしゃいます。 ◎ 言葉は悪いのですが、「専門バカ」という言葉が昔は良く使われていたように思います。精神科志望だから身体のことは知らなくても良いと言う基本的な態度をもっていると、ご自分の可能性を狭めてしまうのではないでしょうか。
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