購買部の担当者が誤った発注をした場合、会社が、その担当者に発注した商品を買い取らせるのは正しい対処なのか？

Question

購買部の担当者が誤った発注をした場合、会社が、その担当者に発注した商品を買い取らせるのは正しい対処なのか？購買担当者が誤ったサイズの商品を発注してしまいました。
仕入先からは「発注したサイズに加工したものなので、返品は受け付けない」と言われ、会社（社長→経理経由）が、購買の担当者にその商品の買取をさせました。
担当者は現金で代金を支払い、商品と担当者個人宛の領収書をもらいました。

商品は機械部品で、買い取ったところで使い道はありません。

勿論、間違うのは悪いことですが、その個人１人に責任を負わせるのは如何なものかと思うのですが。

Answer 1

対処自体は賠償責任を負わせたに等しい話ですから、労働契約や就業規則にも明記されている賠償としては仕方がない面もあるでしょう。

が、この件をこの件だけで済ませようにも、既に「前例」になってしまっています。ここで注文ロット数の恐ろしく多い製品の発注ミスをした場合はどうなるでしょうか・・・？

モノでなく株取引で超有名な誤発注事件が下記ですが、この件では誤発注した当事者を差し置いて、発注システムの欠陥面が発注側と受注側とで延々と論議され、訴訟という泥仕合にまで発展してしまっています。が、肝心の当事者の氏名は終始完全に伏せられ、本人の将来性については表向きには護られている形となっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A0%E6%A0%AA%E5%A4%A7%E9%87%8F%E8%AA%A4%E7%99%BA%E6%B3%A8%E4%BA%8B%E4%BB%B6

イージーミスであっても、スケール大きい間違いになるとここまでいきます。貴社での購買システムにも再度同じような発注ミスが起こりうるまま改善策なく放置されているということなら、今後はなぜか全く頭の上がらない仕入先への確認事項も含め、「再発の予見可能」ということで取り組まねば、今回事実上の賠償責任を負わされた購買社員が浮かばれないですが。

早い話、購買部配属というだけで、一生タダ働きとなる個人的賠償を負わされかねない業務リスクの存在が適当であるのか、その問題は争いの場に判断を求めていくことになるんです・・・

Answer 2

難しいですね。購買担当をしてます。私の単純ミスもはじめ、さまざまな物発注しますから、入社時からミスした物を並べたらボーナス一回より多いです。

でも、単純な設計段階での間違いも発生しますし、上司の指示ミスであったりもします。その場合の責任はどこなのだろう？と責任を追及し始めるときりありません。ちなみに私は弁償したことありません。間違い発注は次注文の際、あり得る物もありますし・・

購買だけではなく、加工ミスもよくあります。物によっては数十万パーになります。でも加工した者だけの責任かと言えばそうでもない。加工前段階にミスがあり加工する者も気がつかなかったとか・・

いまだに業者が来て、フォークリストで降ろしてくださいって言われると、何注文したっけ（多いから分らない）、なんの注文でサイズ違いがないか数量を間違って発注してないかいまだにどきどきします。

でもやらないと仕事ですから、ミスを恐れては仕事にならない。慣れにも注意しながら真剣に仕事するようこころがけてます。

これは私の会社の場合ですが、その人のミスだけそうさせられたのか、会社のルールでそうなっているのか、いかなる理由も考慮されないのか、弁償するルールがある会社であれば不公平にならないよう注意するべきですね。

Answer 3

基本的に会社に与えた損害を責任者に求償するのは可能ですが、金額次第です。
個人で買い取れるようなものだったのでたいした金額でなかったのでしょう。買い取ることでこのミスをした人は懲戒にもならず、何もなかったことで済ませることが出来たわけです。一つの解決方法です。

Answer 4

会社に損害を与えた（発注ミス）のは事実ですから、懲戒等がどうなるかは会社と従業員の問題でしょう。

たまたま懲戒が弁済（商品代金）ということでしょう。

そもそも、発注ミスの原因が、担当者個人1人であれば当然責任も担当者個人1人でも仕方ない？後は上司の監督責任の解釈次第でしょう。