解決済み
私は作業療法士を目指しています。 そして地域リハビリテーションを知り地域リハビリテーションで働きたいと思っています。私は地域リハビリテーションのことを『作業療法士を中心に介護士やホームヘルパーと協力して生活を支える。患者がしたいという声に答える』と解釈していますが…この解釈はあっていますか?
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あなたの質問から、熱意と思い、努力する姿勢を強く感じ、共感する…が故に、「中心」の部分に少し違和感を感じました。 まず「中心」はいかなる場合であっても、サービスの利用者です。その利用者が地域や在宅で過ごすための最善のコーディネートを、家族、介護士、ヘルパー、PT、OT、ドクター、看護師、場合によっては病院や施設、地域包括支援センター、行政、ソーシャルワーカー(ちなみに私は社福士です)などがチームとなって行い、ニーズの変化に柔軟に対応しながらリハビリニーズを充足させていくのが、地域リハビリテーションのあり方ではないでしょうか。 作業療法士を目指していらっしゃるのであれば、リハビリニーズは単に身体能力の向上だけに留まらず、QOL全般を見ていく必要があることはご存じかと思います。その実現のためには、前記のようなチーム体制が求められることも多くあります。この質問を拝見する限り、あなたはそういう人にはならないと思うのですが…自らの立場に固執し、クライエントを無視した専門職の暴走によって、チーム支援が崩壊することは珍しくありません。「中心」を絶対に忘れないことは、とっても大切ですよ! ちなみに「地域」の厳密な定義って、まだ存在しないんですよね。私自身は「自宅および在宅を中心とする生活環境と、そこからリーチできる場」という定義をしていますが、これはもちろん公的な定義ではありません。これまでの生活の中やその周辺環境で為し得ることと考えていますが、そこにどれだけの支援システムが存在するかというと…まだまだ思うに任せません。介護保険上の支援と医療支援は比較的充実していますが、リハビリを巡る状況や生活上の困難に対する支援、レスパイトケアなどの部分は、まだまだ不足していると思いますし、地域特性を考慮しながら充実させるのには多くの手間と時間、組織上の問題点(組織化するための問題点も含む)が存在しています。 苦言のようになってしまってごめんなさい。あなたのような地域リハに熱意ある作業療法士さんがもっともっと増えてほしいと思います。お互いにがんばりましょう!
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