公認会計士と税理士の違いについて

Question

公認会計士と税理士の違いについて１公認会計士は登録すれば税理士の仕事ができますよね。
そう考えると、依頼者側としては税理士なんかに頼らず、公認会計士の方に頼るのが普通ではありませんか？
そうなると、税理士の仕事もできる公認会計士だけが必要であって、税理士という職業は必要ではないと思います。
税理士はお金を稼ぐことはできなくなるのではないですか？

２自分は大学生ですが、もし卒業前に税理士の科目合格をいくつか持っていたら、どのようなところに就職ができますか？（でき る だけ多く答えてください）
また、科目合格をもっていたら週渇をする際に、どれぐらい有利ですか？

３最近では公認会計士が増えてきていると聞いたのですが、そうすると、税理士を狙うのはいい選択なのですか？

４公認会計士と税理士どちらが年収が高いですか？

長々と質問してしまいましたがお答えください。

Answer 1

１．会計士と税理士とでは仕事の内容が異なります。会計士はある程度規模の大きい企業の監査が中心ですが、税理士は主に中小企業の税務を担当します。(超大手の税理士法人は例外かと思いますが)
会計士は確かに税理士として登録はできますが、会計監査業務と税務は全く違いますし必要とされる知識やスキルも違うので、例えば会計士としてキャリアを10年積んだからといって、税理士としてのキャリア10年の人と同様に税理士業務が即できるか？というと答えはNOです。
ちなみに税理士は弁護士でも登録をすることができます。では、弁護士が税理士の仕事ですぐ稼げるか？弁護士に税理士としての仕事を頼むか？と考えると、どうでしょうか。
会計士と税理士は仕事の分野が少し重なっているので、質問者さんのように考える人が多いのですが、実際はこの『弁護士と税理士』と同じくらい仕事の中身は違うことがほとんどです。

２．簿記・財務諸表があれば強いと思います。企業の経理課や税理士法人、個人の会計事務所が就職先としてあげられます。
就活の際の有利度は企業や事務所によってそれぞれだと思いますが、科目合格を持っていることが全てではなく、あくまで「その科目を基本にどんな仕事をしたいと思っているか、どんな仕事ができそうか、最終的に何を目指しているのか(税理士になりたいのか、経理のエキスパートになりたいのか、など）」ということが見られるのではないでしょうか。

３．公認会計士は、いま、監査法人の採用人数が減っているので、試験には受かったが就職先が決まらないという会計士合格者も増えています。税理士も、会計事務所に勤めながら試験に合格はしたが、独立開業しても顧客がつくアテがない・開業資金がないなどで即独立は厳しい時代ですし、企業の方も少しでも経費を減らそうとしている＋倒産する企業も増えているご時世なので何でもかんでも税理士に頼むということは減ってきていると思います。大手税理士法人や、企業内税理士としての現状は分からないので回答できませんが、税理士にしても会計士にしても同じくらい厳しく、合格後の自分次第なんじゃないかなぁというのが私の感想です。

４．これも人によるので、会計士だから・税理士だからと一概に言えません。税理士でもすごく高収入の先生と、そうでない先生といますし、会計士も同様です。

あいまいだったり個人的な見解も入ったりの回答で申し訳ないですが、多少でもご参考になれば幸いです。

Answer 2

参考までにですが、公認会計士は監査チームの一構成員として仕事をしますが、税理士は関与先の顧問として自分ひとりで調べたり考えたりして仕事を進めます。サラリーマンと自営業、どちらが自分好みのライフスタイルかも重要ではないでしょうか。

Answer 3

会計士は税法に疎いよ。

監査だけじゃ食ってけないから税理士業務までやってるのが現状。

それでも節税対策やらなんやらは税理士には及ばない人が多い。

Answer 4

会計士は税理士の登録も出来ますが、あくまで会計監査の専門家です。試験科目に税に関する科目は租税法しか有りませんので、税理士試験の受験ﾚﾍﾞﾙ迄勉強されないと税理士業務はとても出来ません。殆どの会計士は税は素人です。就職の為の科目合格なら簿財で十分です。余裕があれば消費税も取って下さい。十分、一般企業の経理部の幹部候補になれます。会計士が余っているから税理士が狙い目という発想で受けるのは止めて下さい。税理士試験の合格者の平均受験年数は9年・最終合格率は2％以下です。会計士の合格者の平均受験年数は3年・合格率は7％です。合格者は会計士3,000人、司法試験2,000人、税理士1,000人です。そんな発想で通るような試験ではありません。今あなたがそう思っている人のうち50人に1人も通らないのですよ。税理士になりたくて真剣に勉強してもまず通らないのが現状です。年収ですが、本人の努力次第ですが、昔、高額所得者番付に出てたのは税理士の方です。