産業カウンセラーの将来性について。

Question

産業カウンセラーの将来性について。一般企業での社員教育や採用、学校での就職指導などの経験がある者です。
ゆえあって、現在は休業中ですが、将来的にもこれまでのように講師業を生業として行きたいと考え、資格取得を検討しています。
知人から産業カウンセラーの資格を勧められましたが、資格に関する知識がないため、詳しくご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけませんでしょうか。

①一般企業内・公的機関での産業カウンセラーの需要について。将来性について。
②スクールカウンセラーの需要について。将来性について。

Answer 1

こんにちは、産業カウンセラーは一般的にメンタルヘルスが主の資格です。ご質問者さまの職歴とは異なる資格だと思いますがお答えさせていただきます。

１ に関して現時点で4万人いる産業カウンセラー有資格者の中で、その資格が中心として生業している方は極極わずかです。

公的機関での活動はこの資格だけでは、臨床経験が余程豊富でない限り、講演も含めてまず無理です。

企業に関しては社命として資格修得をされた方が自分の社内でカウンセラーとして活動されている方がいます。
また、産業カウンセラー協会の各支部からの派遣で面談・電話相談が出来る道がありますが、とても薄給です。

実際先日まとめられた実態調査では、93％の方がこの資格を生かして無いと答えています。当面この状態が続くのは間違いないことと思います。

2 に関しては文部科学省から全国のスクールカウンセラーは基本的に臨床心理士の有資格者に限られています。

但し、アルバイト的なので全国の各学校では臨床心理士だけでは無理が生じ、教育カウンセラーや他の心理資格で臨床経験が豊富な方が補っているのが現状です。

この様にお答えすると資格修得は如何な物かとお考えになると思いますが、心理の資格としては臨床心理士に次ぐ資格であることも事実です。

ただ、ご質問者様の相談内容でしたら、産業カウンセラー協会のキャリア・コンサルタントの資格修得の方が役に立つのではないかと思いますが。

Answer 2

こんにちは。
一般企業での社員教育、就職指導などの経験がおありなので、資格をとればさらにスキルアップできそうですね。
私も知人から産業カウンセラーとキャリアコンサルタントを勧められ、3年ほど前に取りました。
今はボランティアで活動しています。
将来性についてのご質問ですが、お住まいはどちらなのでしょうか？
関西や関東では、時期にもよりますが一般企業、公的機関ともに求人が多めに出ています。
私は九州在住なのですが、めったに見かけません。
ハローワークでの求人しかチェックしていませんが、こちらではまだまだそれで食べていくのは難しい状況です。
でも資格取得後に専門学校などで一般教養やマナーを教えたりしている方もいます。
あとは勤めている会社で資格を活かしている方もいます。
転職目的、定年退職後の生涯学習、現在働いている職場環境を良くしたい・・・など、受講の動機は様々でした。
私はいろいろな話が聞けて、良い刺激になりました。
現在のところは残念ながら、資格を取ったら就職に困ることはない、というような資格ではないと私は思っているので、気長に考えています。
私は質問者さまの場合は今までの経験がありますから、それを後押ししてくれる資格を取るのは良いことかも、と思います。
スクールカウンセラーについては、知識がなく回答できません・・すみません＾＾；