大きな病院での医療事務の仕事というのは、どんなものなのでしょうか。

Question

大きな病院での医療事務の仕事というのは、どんなものなのでしょうか。ひと月単位でいうと、どんなことをしますか。

一年単位でいうと、どんな感じになりますか。

出来るだけ具体的に教えてください。

よろしくお願い致します。

Answer 1

ひとくちに医療事務といっても、お勤めになる病院によって、実際におこなう仕事内容は大きく異なることがよくあります。
医療事務として採用された方がおこなう可能性のある業務としては、①診療報酬計算・レセプト作成業務、②患者受付業務、③病歴資料（カルテ等）の管理保管業務、④その他の医事関連業務（医師が作成する各種書類・診断書の補助作業や未収金の督促・回収業務、検査や入院予約の受付・管理）などがあります。医師の雑用係＝医局秘書ということもあるかもしれません。
大病院では医事業務も細分化されていますので、①から④のどれか一つしか担当しないこともありえます。中小病院やクリニックならば①から④のうちの複数か全部、加えてその他の雑務までこなすことも珍しくありません。
医事業務では管理職以外の職員の大半を派遣やパートとしている病院も多いです。派遣やパートの場合は、表現は悪いのですが、使い捨て要員として、受付なら受付、資料整理なら資料整理というような単純作業の繰り返しとなるかもしれません。大きな病院では外来の診療科ごとに受付事務を配置していることがありますが、事務というよりは、ほとんど看護師の使い走りのような仕事のところもあります。正職員の中にも幹部候補生として①から④の医事業務や総務・経理といった部署を順に経験していく人もいれば、一般職としてひとつの部署にずっと配属され、昇格もない場合もあります（一般の会社員でも、このへんの事情は同じだと思いますが）。
1ヶ月単位ではどんな感じになるかとのご質問ですが、保険請求を担当する場合はレセプト作業の期間とそれ以外の期間に仕事が分かれると思います。その他の部署の事務にとっては基本的に毎日同じ仕事の繰り返しです。1年単位でも同じです。
長々と書きましたが、大病院といっても、どういう病院に、どのような雇用形態で就職するかで、仕事内容も待遇も大きく変わってくるというのが結論です。